おススメ度 ☆☆☆
凝った映画好き ☆☆☆☆
一筋縄ではいかない映画です。
戦争中に自分処方のアルコールで、アルコール依存症になった男(フレディ)。
一方で、心理テストで、異常なまでのセックス依存症が検出されます。
そんな彼が、ふとしたことから、酔っぱらいのまま踏み入れた船。
そこは、宗教団体「コーズ」の布教のための拠点だった。
そこの教主(マスター)が、追い返すどころか、招き入れ、娘の結婚式に招待し、セラピーを施してくれる。
教団は、教主をはじめ、家族集団でもあり、一種の催眠療法で人々をひきつけていた。
そして徐々に、マスターとフレディは親密になり、フレディはマスターの補助役を務めます。
一方で、マスターには妻がおり、教団は妻がとりしきっています。
その妻は、暴力的なフレディを嫌っており齟齬が生じます。
そして、教団の批判者もいて、フレディは、教団から離れていきます。
アルコール中毒で、すぐに暴力に走ってしまうフレディを演じるホアキン・フェニックスが、狂気なまでの迫力を感じさせます。
フィリップ・シーモア・ホフマンが、余裕がありながら、フレディのような自由な生き方にあこがれる教主を演じ、二人の男の友情と反発の妙がこの映画に深みを与えています。
宗教問題を正面からとらえず、一方で、狂気の男を配することによって、救いとはなにかを考えさせてくれます。
凝った映画好き ☆☆☆☆
一筋縄ではいかない映画です。
戦争中に自分処方のアルコールで、アルコール依存症になった男(フレディ)。
一方で、心理テストで、異常なまでのセックス依存症が検出されます。
そんな彼が、ふとしたことから、酔っぱらいのまま踏み入れた船。
そこは、宗教団体「コーズ」の布教のための拠点だった。
そこの教主(マスター)が、追い返すどころか、招き入れ、娘の結婚式に招待し、セラピーを施してくれる。
教団は、教主をはじめ、家族集団でもあり、一種の催眠療法で人々をひきつけていた。
そして徐々に、マスターとフレディは親密になり、フレディはマスターの補助役を務めます。
一方で、マスターには妻がおり、教団は妻がとりしきっています。
その妻は、暴力的なフレディを嫌っており齟齬が生じます。
そして、教団の批判者もいて、フレディは、教団から離れていきます。
アルコール中毒で、すぐに暴力に走ってしまうフレディを演じるホアキン・フェニックスが、狂気なまでの迫力を感じさせます。
フィリップ・シーモア・ホフマンが、余裕がありながら、フレディのような自由な生き方にあこがれる教主を演じ、二人の男の友情と反発の妙がこの映画に深みを与えています。
宗教問題を正面からとらえず、一方で、狂気の男を配することによって、救いとはなにかを考えさせてくれます。