おススメ度 ☆☆☆☆
19世紀から1970年まで行われていた、イギリスの児童移民の物語です。
これは実話で、そのソシアルワーカーの目を通してみた、その実態と、子供たちのその後、そしてこの状況を巡る人々の反応。
地味だが適格な演技で作者を演じるエミリーワトソン。彼女を主体に描かれるため、楽しいとか、感動したという話ではないが。
理不尽な環境に追いやられた児童たちと、その周りの人々の話を聞き見するうちにじんわりと胸に迫ります。
「オレンジと太陽」という題名は、児童たちが、オーストラリアへ行けば「オレンジと太陽が待っている」と言って送り出されたことによる。
しかし、現実は、受け入れたオーストラリアで、過酷な運命が待っていた。
虐待と、性的行為、弱い者いじめの典型だ。幼い子供たちは、引き離された母親を恋い焦がれ、大人になってもまだ母親が生きていてほしいと希うのだった。
そして、この現状を把握し、児童移民で苦しめられた人々に救いの手を差し伸べる主人公。家庭を顧みず、世間の冷たい風当たりの強い中、敢然と立ち向かう姿が感動を呼ぶ。
でも最後は、家族の理解も得られ、政府も動くようになるのだが。
あの紳士の国イギリスで本当にあった話。それを、映画にすることができる自由は大切だ。
19世紀から1970年まで行われていた、イギリスの児童移民の物語です。
これは実話で、そのソシアルワーカーの目を通してみた、その実態と、子供たちのその後、そしてこの状況を巡る人々の反応。
地味だが適格な演技で作者を演じるエミリーワトソン。彼女を主体に描かれるため、楽しいとか、感動したという話ではないが。
理不尽な環境に追いやられた児童たちと、その周りの人々の話を聞き見するうちにじんわりと胸に迫ります。
「オレンジと太陽」という題名は、児童たちが、オーストラリアへ行けば「オレンジと太陽が待っている」と言って送り出されたことによる。
しかし、現実は、受け入れたオーストラリアで、過酷な運命が待っていた。
虐待と、性的行為、弱い者いじめの典型だ。幼い子供たちは、引き離された母親を恋い焦がれ、大人になってもまだ母親が生きていてほしいと希うのだった。
そして、この現状を把握し、児童移民で苦しめられた人々に救いの手を差し伸べる主人公。家庭を顧みず、世間の冷たい風当たりの強い中、敢然と立ち向かう姿が感動を呼ぶ。
でも最後は、家族の理解も得られ、政府も動くようになるのだが。
あの紳士の国イギリスで本当にあった話。それを、映画にすることができる自由は大切だ。