ひろの映画見たまま

映画にワクワク

「オレンジと太陽」、オーストラリアへ強制移民させられた子供たちの話です

2013-04-15 19:46:29 | イギリス映画
おススメ度 ☆☆☆☆

19世紀から1970年まで行われていた、イギリスの児童移民の物語です。

これは実話で、そのソシアルワーカーの目を通してみた、その実態と、子供たちのその後、そしてこの状況を巡る人々の反応。

地味だが適格な演技で作者を演じるエミリーワトソン。彼女を主体に描かれるため、楽しいとか、感動したという話ではないが。

理不尽な環境に追いやられた児童たちと、その周りの人々の話を聞き見するうちにじんわりと胸に迫ります。

「オレンジと太陽」という題名は、児童たちが、オーストラリアへ行けば「オレンジと太陽が待っている」と言って送り出されたことによる。

しかし、現実は、受け入れたオーストラリアで、過酷な運命が待っていた。

虐待と、性的行為、弱い者いじめの典型だ。幼い子供たちは、引き離された母親を恋い焦がれ、大人になってもまだ母親が生きていてほしいと希うのだった。

そして、この現状を把握し、児童移民で苦しめられた人々に救いの手を差し伸べる主人公。家庭を顧みず、世間の冷たい風当たりの強い中、敢然と立ち向かう姿が感動を呼ぶ。

でも最後は、家族の理解も得られ、政府も動くようになるのだが。

あの紳士の国イギリスで本当にあった話。それを、映画にすることができる自由は大切だ。
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三国連太郎逝く

2013-04-15 18:39:48 | 芸能
とうとう三国連太郎も帰らぬ人となった。

最近、死ぬ直前まで仕事をする人が多いが、彼も昨年まで映画に出演していた。

もともとちょっとあくの強い、俳優だったが、晩年は、釣りバカ日誌のようなやわらかい映画に出て、その落差は結構楽しませてくれたものだ。スーさんという社長でありながら、釣り好きでハマちゃんのいい相手だった。

もちろん、飢餓海峡や復讐するは我にありなどのぎらぎらした演技にはうならされたものだ。

90歳、男の一生は、短いね。



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