おススメ度 ☆☆☆☆
リンカーンが再選を果たし、2か月後からの話です。
リンカーンを演じた主演のダニエル・デイ=ルイス、アカデミー賞男優賞受賞の好演ですが、この映画はむしろ、議会が主役です。
南北戦争も末期、だが、そのままでは、奴隷解放が十分に行われない、憲法修正第13項を成立させる必要があった。上院は通過したが、下院では20票が不足していた。
そこで、反対者の切り崩し合戦が。
なかなかの役者がそろって、駆け引きが面白い。(ただ、これを面白いと思わなければ退屈だろう)
もちろん、要所で、リンカーンの雄弁が聞かれるが、脚本の妙もあって、なかなかの力演だ。指導者たるものかくあるべしの見本だ。
まあ、あとで暗殺されるのだから、命を張っての説得合戦だ。
南北戦争が、先に集結すれば、おじゃんになるということで、駆け引きが、この辺はスリリング。
一方、妻との確執というか、信頼というか、息子の参戦を巡っての確執と家庭問題も絡んでくる。
南北戦争の戦闘シーンも最初に描かれるだけで、アクション的な盛り上がりはない。
地味な映画だが、アメリカの歴史の一端を知るためにも、見て損のない映画だ。
リンカーンが再選を果たし、2か月後からの話です。
リンカーンを演じた主演のダニエル・デイ=ルイス、アカデミー賞男優賞受賞の好演ですが、この映画はむしろ、議会が主役です。
南北戦争も末期、だが、そのままでは、奴隷解放が十分に行われない、憲法修正第13項を成立させる必要があった。上院は通過したが、下院では20票が不足していた。
そこで、反対者の切り崩し合戦が。
なかなかの役者がそろって、駆け引きが面白い。(ただ、これを面白いと思わなければ退屈だろう)
もちろん、要所で、リンカーンの雄弁が聞かれるが、脚本の妙もあって、なかなかの力演だ。指導者たるものかくあるべしの見本だ。
まあ、あとで暗殺されるのだから、命を張っての説得合戦だ。
南北戦争が、先に集結すれば、おじゃんになるということで、駆け引きが、この辺はスリリング。
一方、妻との確執というか、信頼というか、息子の参戦を巡っての確執と家庭問題も絡んでくる。
南北戦争の戦闘シーンも最初に描かれるだけで、アクション的な盛り上がりはない。
地味な映画だが、アメリカの歴史の一端を知るためにも、見て損のない映画だ。