1960年作品。
映画「ヒッチコック」の舞台となった映画。
裏話を見てから、見るのも乙なもの。
浴室、シャーワー中の殺人事件。(当然女性ジャネットリーは裸だが、吹き替えを使っていたとか言われるが、カメラワークで実におとなしい映像。ただ、カーテン越しのナイフによる殺人は、ホラーの要素十分)当時映倫でもめたといわれているが、そんなものではない。ただ、このシーンはあちこちで模倣されている。
白黒だったが、なぜか血は赤かったような気がする。(実際は、チョコっレートを使ったとか)
前半は、不倫相手の男性と駆け落ちする女性が主人公。彼女は、仕事で銀行に預けなければならない4万ドルを着服して逃亡、そのスリルが、なんともたまらない。脚本の妙もあるが、たとえば現金のクローズアップとか、車で移動中の風景の変化とか、ちょっとしたコマにも工夫が見られ、サスペンスの王道だ。
製作費が乏しい中の撮影だけに、極力金をかけないようつとめているのがありあり。
だが、後半、女主人公は殺され、その殺されたモーテルを中心に繰り広げられる猟奇事件。私にはこちらのほうがもっと怖かった。
まず、失踪した女性を追って私立探偵がモーテルにやってくる。彼の帰りを待つ女主人公の妹と彼氏。二人もモーテルへ。そこで発見したものは?
後半、精神科医が、この事件の精神病の実態を解説するが、映画としてはつじつまが合っている。
アンソニーパーキンスは好演というか、地で行っているような不安感がよく出ていた。
ヒッチコックの鳥好きは、この映画で存分に見せつけられる。
私にとっては、あの「鳥」の印象が忘れられない。
映画「ヒッチコック」の舞台となった映画。
裏話を見てから、見るのも乙なもの。
浴室、シャーワー中の殺人事件。(当然女性ジャネットリーは裸だが、吹き替えを使っていたとか言われるが、カメラワークで実におとなしい映像。ただ、カーテン越しのナイフによる殺人は、ホラーの要素十分)当時映倫でもめたといわれているが、そんなものではない。ただ、このシーンはあちこちで模倣されている。
白黒だったが、なぜか血は赤かったような気がする。(実際は、チョコっレートを使ったとか)
前半は、不倫相手の男性と駆け落ちする女性が主人公。彼女は、仕事で銀行に預けなければならない4万ドルを着服して逃亡、そのスリルが、なんともたまらない。脚本の妙もあるが、たとえば現金のクローズアップとか、車で移動中の風景の変化とか、ちょっとしたコマにも工夫が見られ、サスペンスの王道だ。
製作費が乏しい中の撮影だけに、極力金をかけないようつとめているのがありあり。
だが、後半、女主人公は殺され、その殺されたモーテルを中心に繰り広げられる猟奇事件。私にはこちらのほうがもっと怖かった。
まず、失踪した女性を追って私立探偵がモーテルにやってくる。彼の帰りを待つ女主人公の妹と彼氏。二人もモーテルへ。そこで発見したものは?
後半、精神科医が、この事件の精神病の実態を解説するが、映画としてはつじつまが合っている。
アンソニーパーキンスは好演というか、地で行っているような不安感がよく出ていた。
ヒッチコックの鳥好きは、この映画で存分に見せつけられる。
私にとっては、あの「鳥」の印象が忘れられない。