ひろの映画見たまま

映画にワクワク

「ライジングドラゴン」、ジャッキーチェーン最後のアクション映画

2013-04-25 19:59:38 | 中国映画
おススメ度 ☆☆☆

ジャッキーチェーンも、もう59歳。もう引退してもいい年。

でこれが最後のアクションと断ってのアクション映画。

19世紀英仏軍の中国侵攻で、清朝時代の国宝が海外へ持ち出された。中でも「十二生肖」と呼ばれる十二支にまつわる動物頭部のブロンズ像は貴重で、これを収集しようとするコレクターが、ジャッキーチェーンにその仕事を頼んだ。

で、チームを組んで収集にあたるが、これ難航。ために大アクション映画となった。

主なところで、ローラー・ブレード・スーツで斜面を疾走する「ローラー・アクション」、フランスのお城への侵入、太平洋の無人島でのアクション、悪徳企業が運営する贋作製造工場内でのアクション、スカイダイビングアクション、今回は空中での格闘技で見せてくれます。そして最後は、火山の噴火口へ落ち込むシーンです。これは、あとでメイキングの映像が流れ、本人が敢行。大変危険なシーンでした。

話自体はおおまかで、噴飯なところもあるが、なにしろ、ジャッキーチェーンのアクションの素晴らしさに目をとられてしまいます。

お愛嬌に、韓国スターのクオンサンウが仲間に入っていて、格闘技を披露しています。

今まで少し、格闘技を封印してきたジャッキーの面目躍如でした。
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「霧の旗」、松本清張原作、橋本忍脚本、山田洋次監督、倍賞千恵子主演。

2013-04-25 15:34:51 | 日本映画
ツタヤで、50円セール。ついつい借りてしまった。

1965年作品。未見。

山田洋次唯一のサスペンスというが、なかなかの出来。若さがあって、いろいろと演出に工夫がある。

自分の兄が無実の罪で裁判にかけられ、東京の有名な弁護士に弁護を頼みに来るが、金がかかるなどの理由で門前払い。

その後兄は獄中で死亡。

弁護士は、その事件の調書を取り寄せ、調べるが、特に落ち度はない。

白黒の画面で、所々で、裁判の様子や、さらには殺人現場の様子などが挿入され、ちょっと長尺でダレルが、それでも、倍賞千恵子と弁護士を演じた秋沢修の好演で引き締まっている。

後半、バーに努める主人公。

一方、弁護士には、愛人がいた。(この愛人を新珠美千代が演じ、なまめかしい)

主人公の同僚の恋人であり、弁護士の愛人の恋人でもあるというちょっと出来過ぎの関係の男が殺される。たまたまそれを見届け、その場に弁護士の愛人がきたことで、細工をして、弁護士の愛人が犯人のように偽装する。

その後、弁護士は愛人を助けるべく、事情を知っている主人公に頼み込むが、主人公は、それをえさに、もう一つのたくらみを、そして弁護士を失墜させ、復讐を果たすというどろどろのドラマだ。

このような愛憎劇を山田洋次は、シリアスな目でとらえ、サスペンスをうまく盛り上げ、成功している。

主人公を演じる倍賞千恵子は、そのクールな演技で、寅さんのさくらなどとは全く別の顔をのぞかせている。

相手役の滝沢修は、その演技力で、まるで舞台劇のように演じている。

その後、この原作は、何回か映画、テレビ化されている。






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