ひろの映画見たまま

映画にワクワク

「17歳」、オゾンが描く少女の危ない17歳

2014-09-14 17:17:37 | フランス映画
おススメ度 ☆☆☆

少女映画好き、フランス映画好き ☆☆☆☆

新作を発表するたびに、まったく違うジャンルの新しいテーマを打ち出し、世界を驚きと興奮で包み続けてきたフランソワオゾン。そんなオゾンの待望の最新作が完成した。

いかにもフランス映画らしい青春映画。

だが、ひと夏をリゾート地で過ごしたイザベル(マリーヌ・ヴァクト)。そこで知り合ったドイツ人男性と初めての夜を過ごす。だが、二人の仲はそこまで。

パリに帰ったイザベルは、SNSで知り合った男性と付き合う。いわゆる援交だ。平たく言えば売春。

いろんな男性がいる中、危ない目にも合って、やがて、心許せる相手が常連となっていく。ある日、家族と演劇を鑑賞に行ったそこで、売春相手と出くわす。早速男からメールが入り、ホテルへ。

男性は初老でバイアグラを使っていた。そして、行為の最中、気を失い、そのまま帰らぬ人に。ショックを受けたイザベルはそのまま立ち去る。

だが、後日、母親の元へ警察が、監視カメラから彼女が割り出される。

謹慎の生活が、

メールの誘いにホテルへ行ってみると、そこには、腹上死した男性の妻が(シャーロットランブリング)。二人は、並んでベッドに横たわる。

売春という危ない行為を、淡々と描き、17歳といううつろいやすい青春を暴き出す。といっても、行為について、肯定も否定もしない。そこには詩があるだけっだ。

マリーヌ・ヴァクトはみずみずしい裸身をさらし、これも一つのこの映画の魅力だろう。

シャーロットランブリングの好演がこの映画を引き締めている。
コメント
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