ひろの映画見たまま

映画にワクワク

「舞妓はレディ」、地方出身娘が舞妓デビュー

2014-09-13 17:43:12 | 日本映画
おススメ度 ☆☆☆

周防監督好き、京都好き ☆☆☆☆

「マイフェアレディ」を、もじったシンデレラストーリー。

おまけに、ミュージカル仕立てとあるから斬新。

京都にあこがれを持った周防監督が、長年温めていた映画というから、年季が入っている。

おかみさんに富治純子、先輩に田畑智子ら芸達者がそろっているだけに京都情緒たっぷり。

下八軒という架空の花街、上七軒とも、祇園ともちがうでも、芸者、芸子の世界。

今でも、伝統を重んじる世界を、かなり現代風にアレンジ。

おまけに、マイフェアレディのヘンリーヒギンス教授の向こうを張って、日本の言語学者が登場。(長谷川博己が好演)

音声のグラフで、方言の特徴を解析。

鹿児島弁と青森弁の両刀遣いというヒロインを仕立て上げ、京都弁の素晴らしさを紹介。

一方で、行儀見習い、唄踊りと舞妓に必須の稽古三昧。それを加味しての和風ミュージカル。

ラストでは、母親の出自が明かされ、大団円のミュージカルは宝塚風で盛り上がる。

添え物は、周防夫人の草刈民代の和服姿と踊りのあでやかさ。

まあこれだけでも、周防監督してやったり。

京都育ちの私にとっては、懐かしい京都の真髄が楽しめました。


おかみさんの若かりし頃のラブストーリーは楽しいファンタジー。
コメント (1)
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