おススメ度 ☆☆☆
ポーランド映画好き、白黒映画好き ☆☆☆☆
ポーランド・デンマーク合作
ポーランド出身で、ヨーロッパで活躍するパヴェウ・パヴリコフスキ監督作品。
1962年のポーランド。修道院で修業を続けるイーダは、孤児のはずだったのに唯一おばがいることを知らされ、会いに行くことを薦められる。
そこで、ユダヤ人であることを知り、その悲劇を知ることに。
伯母と二人で、父母の即ち自らの出生の地へと向かうことに。
そこで改めて、現実が突きつけられる。
それは、ポーランド、そこに暮らすユダヤ人の悲劇。
この辺は、歴史を知らないと分かり難い。
ナチ占領下のユダヤ人迫害はわかるが、そのあと、ナチを恐れて村人たちがユダヤ人たちを迫害したのだ。
同じ国の人々からの迫害とは、民族の悲劇だ。
しかし映画は、その辺は淡々と描き、修道女の成長に重きを置く。
スタンダードサイズの白黒、それも固定カメラ。そして存分に光を取り入れた演出、それは静謐を思い出させる。
監督自身がジャズメンであり、コルトレーンのジャズが主題に。
伯母のふしだらな生活や、ジャズメンの男との交流など、清純な修道女にとってはショッキングな出来事だらけだ。
更なる事件を経て、少女はどう生きるのか、修道服を着て歩き出す少女の足取りは軽い。
ポーランド映画好き、白黒映画好き ☆☆☆☆
ポーランド・デンマーク合作
ポーランド出身で、ヨーロッパで活躍するパヴェウ・パヴリコフスキ監督作品。
1962年のポーランド。修道院で修業を続けるイーダは、孤児のはずだったのに唯一おばがいることを知らされ、会いに行くことを薦められる。
そこで、ユダヤ人であることを知り、その悲劇を知ることに。
伯母と二人で、父母の即ち自らの出生の地へと向かうことに。
そこで改めて、現実が突きつけられる。
それは、ポーランド、そこに暮らすユダヤ人の悲劇。
この辺は、歴史を知らないと分かり難い。
ナチ占領下のユダヤ人迫害はわかるが、そのあと、ナチを恐れて村人たちがユダヤ人たちを迫害したのだ。
同じ国の人々からの迫害とは、民族の悲劇だ。
しかし映画は、その辺は淡々と描き、修道女の成長に重きを置く。
スタンダードサイズの白黒、それも固定カメラ。そして存分に光を取り入れた演出、それは静謐を思い出させる。
監督自身がジャズメンであり、コルトレーンのジャズが主題に。
伯母のふしだらな生活や、ジャズメンの男との交流など、清純な修道女にとってはショッキングな出来事だらけだ。
更なる事件を経て、少女はどう生きるのか、修道服を着て歩き出す少女の足取りは軽い。