ひろの映画見たまま

映画にワクワク

「メイジーの瞳」、6歳の少女が親の離婚で振り回されるでも、とってもハートフルな映画です

2014-09-21 16:39:42 | アメリカ映画
おススメ度 ☆☆☆

子供好き、夫婦について考える人 ☆☆☆☆

邦題はあまりしっくりこないが、メイジーの瞳は何を見ていたのか。

離婚した父と母が子の親権争いをする。それって子供には大変な負担だ。

この映画は題名通り、6歳の少女の目を通して彼女を取り巻く物事が進んでいく。

父母は、メイジーのことをとっても可愛がってくれる。

だが、自分が大事、まず母親がロック歌手で興行の旅に出るという、そもそも母親失格。だから家政婦に面倒を見てもらっているのだが、

夫が仕事の関係で家出をしてしまい、同時に家政婦もいなくなる。

そんな状態では、だれが娘の面倒を見るのか?

映画は、娘視点のため、親たちの考えや行動が説明されるわけではない。

節々で交わされる会話や、電話で、その状況が察せられる。

二人の親にとって、娘は可愛いが、仕事や生活には重荷だ。

すぐ他人に預けたがる。

ひどい時には、約束の時間に現れず娘は中途半端な状態に置かれる。

それにしてもその状況を察し時には甘え、時には寂しく、でも明るいメージーがいる。

亀や凧など、時々の情景が娘の心情風景に反映して巧みだ。(ネタバレ)































親から置き去りにされ他人の厄介になり孤独をかみしめる娘。

6歳の娘は精一杯、愛を受けたい。そして遊びたい。

だが、物語の展開は、元家政婦と、新しい父親(バーテンダー)によって、救われる。

母親に選択を迫られ、結局他人の男女に身をゆだねるメージー。

それはある意味、悲劇だが、メージーの精いっぱいの選択だった。



コメント (1)
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