ひろの映画見たまま

映画にワクワク

「ケープタウン」、南アフリカケープタウンで事件を追う二人の刑事

2014-09-09 17:33:46 | フランス映画
おススメ度 ☆☆☆

南アの現状を知りたい方、ちょっと変わった刑事もの好き ☆☆☆☆

白人と黒人二人のコンビの刑事映画だが、

エロ、グロにあふれた映画(ちなみにR+15)だけに覚悟が必要。

酒と女におぼれた刑事(日本ではすぐ首だろう)、女と寝ていた早朝に起こされて遅刻して現場へ。

元ラグビー選手の娘が公園で殺されていた。ちょっと殺され方がひどい。

地道な捜査を重ねるうち(一応刑事はほかにもいる)、麻薬使用の疑いが。

携帯の履歴から、海岸へ捜査に、そこで突然あるグループに襲われる。そこで仲間の刑事が殺される。

敵は、大掛かりな組織で動いているようだ。

それは、麻薬が絡んでいる。

その間に、白黒の刑事の現状が描かれ、黒の刑事は、原題になっている「ZULU」族出身で,幼いころ痛い経験をしている。そして、マンデラの演説に共感している。一方の白人は、妻とは離別、息子にも嫌われている。

少女事件の犯人は麻薬中毒の青年で、それで終わりにしたい上層部。だが、二人は、そんな組織に挑戦する。

特別なアクションがあるわけではないが、刑事はそれぞれ単身で向っていくためかなり危険だ。ただ、カーチェイスはかなり不気味(あとはネタバレ)

































そして、ラスト近く、黒人刑事の母親が刑事の制止にも関わらず捜査の協力をしようとして惨殺される。

俄然、復讐心に萌える刑事。それがアフリカの現状なのか。

広大な砂漠に敵の科学者を追い詰める刑事。その執拗さは、「眼には眼を」を思い出させる。

ケープタウンにロケ敢行。かなりリアリティに富む作品に出来上がっている。

フォレスト・ウィテカーが「大統領の執事」とはまた違ったタイプの黒人を演じ光っている。一方、オーランドブルームは、肉体美を披露して、やさぐれ刑事を見事演じている。

コメント
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