ひろの映画見たまま

映画にワクワク

「馬々と人間たち」、北国アイスランドで繰り広げられる馬と人間の物語

2015-07-16 17:46:17 | ヨーロッパ映画
おススメ度 ☆☆☆

馬好き、アイスランド好き ☆☆☆☆

世界各国の映画祭で喝采を浴びたアイスランド映画。

馬目線で見た、馬と人間のさまざまなエピソード。

アイスランドの大自然をバックにした風景は、おおらかだけど厳しい。

馬の顔からはじまる冒頭、徐々に目に来てそこに映し出される風景。

未亡人の元を訪れた紳士。お茶をごちそうになるが、帰り際、未亡人の馬がさかりがつき、

そこで繰り広げられる、馬の交尾。(写真のシーン)

なんともショッキングな幕開き。

その後も、酒を求めてソ連船まで泳ぎ着き、強い酒を手に入れるお話。

境界線にバリケードを築く男。通電して相手の目をつぶし、自らはトラクターでの事故。。

馬が疲れて歩けなくなり、吹雪のさなかで一夜を過ごすことに、そこで、暖を取った方法とは。

ラスト近くでは、相思相愛で、高原で馬そっちのけで性交する男女、それをスコープで見る女たち。

ちょっとショッキングな話の連続だ。

話にそれほどの脈絡はないが、いずれの物語も常識外れ。(これは我々の感覚で)

図太い映像は、黒沢や小津に傾倒した監督だけに、見ごたえがある。

交尾のシーンや馬に乗って海を泳ぐシーンなど、取り直しの許されない貴重な映像だ。

ラストは。、町総出の馬の市、これも圧巻だ。、
コメント (1)
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