ひろの映画見たまま

映画にワクワク

「ジミー野を駆ける伝説」、アイルランド自由を求めた男がいた

2015-07-27 18:05:47 | イギリス映画
おススメ度 ☆☆☆

「麦の穂をゆらす風」などで知られるイギリスの社会派ケン・ローチ監督作品。

1933年、祖国アイルランドから追放された実在のジミー。彼は伝説となった。

ホールを作り、人々の教育に貢献したジミーだったが、教育は教会がするものだと、追われてニューヨークに渡った。

そのジミーが10年ぶりに帰ってきた。

人々は、ジミーに再びホールを皆で使用できるようにと頼む。

アメリカで、ジャズダンスを会得したジミーは、このアイルランドで、ジャズダンスを広める。

このジャズダンスが、この映画のテーマにもなっている。

ジミーの恋人ウーナは結婚しているが、ジミーと二人月明かりの下で踊る。何とも美しいシーン。

一方、集会でジミーに演説を頼む人たち。

確かに、ジミーの演説は説得力があり、自由を訴えかける。

だが、この行為が政府にも触れ、国外退去させられる。

しかし、彼の精神は受け継がれ、アイルランドの今日がある。

地味な映画だし、労働組合的雰囲気なので、万人には向かない映画だが、説得力はある。

写真は、ジミーを見送る人たち。
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