ひろの映画見たまま

映画にワクワク

「マエストロ」、西田敏行、松阪桃季主演の交響曲映画

2015-07-24 18:34:42 | 日本映画
おススメ度 ☆☆☆

オーケストラ映画好き ☆☆☆☆

原作は、2003年に「漫画アクション」に、掲載されたさそうあきらの漫画の映画化、

オーケストラ楽団員のエピソードを描いた作品・

これを脚本家の奥寺佐渡子さん、小林聖太郎監督のコンビで映画化。

西田敏行、松阪桃季主演で撮影。

ちょっと冒険かと思われるキャスト。


だが、壊し屋かと思われた西田敏行、かなりなハートウォーミングで楽団員たちをやる気にさせていく。

寂れた街の一度解散した楽団員たち。

それぞれが、職もまともにつけず悩んでいるが、それぞれのエピソードで癒していく。

一種癒しの映画になっている。

指揮者に扮する西田しかり、ヴァイオリニストでコンサートマスターの松坂も父との確執があった。

楽団の練習シーンは、「セッション」には及ばないが、的確な音楽指導で徐々に盛り上がる。

結局、音楽こそ一番で、見る方も、音楽好きなら、ほかのことは抜きにそれだけで高評価になってしまう。

たしかに、指揮指導・指揮演技監修には日本を代表するマエストロ、佐渡裕が日本映画初参加。全面的なバックアップ。

ドイツの名門ベルリン・ドイツ交響楽団演奏のベートーヴェン「運命」とシューベルト「未完成」。

エンディングテーマは、奇跡のピアニスト辻井伸行によるオリジナル。

ただ、楽曲が限られているのと、エピソードの積み重ねで散漫になり、西田もコミカルな面が不自然。謎の指揮者として登場するが、最後まで、不可解。
コメント
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