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「ハイネケン誘拐の代償」、実際に起こったハイネケン誘拐事件に迫る

2015-07-02 18:51:18 | ヨーロッパ映画
おススメ度 ☆☆☆

有名ビール企業ハイネケンの経営者が誘拐された実在の事件を映画化したクライムサスペンス。

ベルギー・イギリス・オランダ合作。

1983年、オランダの都市アムステルダムでビール会社ハイネケンの会長フレディ・ハイネケンが誘拐された。

この事件を、犯人側から描く。5人の若者たち。

倒産寸前の会社、銀行に融資を頼みに行くが断られ、父親がハイネケン社に勤めていたのを契機にハイネケン誘拐を画策。

まず資金稼ぎに銀行強盗を働くがこれは見事成功。

ハイネケンと運転手を誘拐、監禁する。ここまでは順調。

だが、金が振り込まれず、ハイネケンの力を借りることに。

そしてまんまと、3500万ギルダー(約23億円)を手にする。

素人の若者5人で、これだけの大事をやってのけたから大したものだ。

だが、後半、仲間割れというか、素人丸出しで、警察に御用。

だが、身代金のゆくえはわかっておらず、未解決事件だ。

警察側の動きは、外面的にしか描かれず、サスペンスに欠ける。

むしろ若者の、じり貧状態が克明に描写されている。

ハイネケンをアンソニーホプキンスが演じているが、彼はあくまでわき役。

95分と短いので、ちょっと物足りない感も。
コメント
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