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「サヨナラの代わりに」、筋萎縮性側索硬化症(ALS)の女性と奔放な介護士の物語

2016-06-29 18:07:56 | アメリカ映画
おすすめ度 ☆☆☆

ヒューマンドラマ好き ☆☆☆☆

PG12

女流作家ミシェル・ウィルドゲン原作の「You're Not You」(映画の原題)にプロデューサーと主演のヒラリースワンクスが心惹かれ映画化。

筋萎縮性側索硬化症(ALS)は、原因不明の難病で、日本でも6000人とかの人がいるようだ。

意思を筋肉に伝達する神経が侵される病気で、筋肉がやせ細り、呼吸器などがやられて死に至る。

本作は、絶好調の弁護士を夫に持つ女性が、パーティで突然ピアノが弾けなくなるという症状から、この病気が診断され、それから1年半後。

今までいたまじめな介護人を解雇し、奔放な女子大生を、雇い入れるところから物語は始まる。

というのも、この映画は、ALS患者と、彼女を介護する奔放な女子大生の成長物語であり、お互いが理解しあえる絆ができる物語なのだ。

当然ALS患者の、苦労としぐさが、若干コミカルに描かれ、そのエピソードの積み重ねが重要だ。

暗い話であるはずなのに、ヒラリースワンクスと女子大生に扮したエミー・ロッサムのキャラが光っており、引き付けられるものがある。

「最強の二人」の女性版的要素もあるがこちらは、病に倒れるまで描いており深刻だ。

スワンクスは、ALS患者を研究して演技しており、ところどこでうならせる。病に侵されながら美を意識、笑顔を絶やさない工夫に見とれる。

ただ、夫の浮気については、ちょっと描写が軽めなのは気にかかる。
コメント
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