おすすめ度 ☆☆☆
黒沢清好き ☆☆☆☆
原作は、日本ミステリー文学大賞新人賞を受賞した前川裕の小説「クリーピー」。
クリーピーとは、creepy,ぞっとするような、気味の悪いという意味ですが、まあ、なんとなく気味の悪い映画ですよと宣言しているのか?
映画題名は、加えて、偽りの隣人、隣人がおかしいということを、前もって知らしています。
だからこの映画、普通の犯人捜しのミステリーではありません。
要は、サイコパス(精神異常)な隣人の話です。
だがこの映画の主人公高倉(西島秀俊)は、犯罪心理学を大学で教える元刑事。人質をとったサイコパスの犯人に背中を見せて刺される。その不祥事で警察をやめた。
夫婦で、閑静な住宅街に引っ越す。
元の刑事仲間が6年前に起きた一家失踪事件を調べており、それに手を貸すことに。
隣に住む西野は、夫婦と娘がおり、夫がちょっと不可解。
この夫を香川照之が演じ、お人よしの面と怖い面をうまく使い分けて、サイコパスを見事に演じている。
その娘が、有る時、突然訪ねてきて、「あの人はお父さんではありません」と不可解な発言。
だが、毛嫌いしていたはずの妻が、いつしか料理を教えるなど隣人と仲良しに。
こんな前ふりで始まる、サイコパス殺人事件。
黒沢清独特の恐怖演出で、じわじわと怖さがにじみ出てくる。
ただ、コミカルを狙ったのか、二人の警察官が単独行動して、西野に殺されてしまう顛末はなんとも。
特に、笹野高史演じる刑事は、まこと寅さん映画風。
一方、高倉夫人は、いつの間にか、サイコパスの餌食になって、高倉まで虜にする。
その異常さは、彼女もサイコパスにされたのだろうか?
竹内結子が、正常と異常を渾身に演じ分け、驚く。
ちょっと、隣人を疑いたくなる異常な映画だ。
黒沢清好き ☆☆☆☆
原作は、日本ミステリー文学大賞新人賞を受賞した前川裕の小説「クリーピー」。
クリーピーとは、creepy,ぞっとするような、気味の悪いという意味ですが、まあ、なんとなく気味の悪い映画ですよと宣言しているのか?
映画題名は、加えて、偽りの隣人、隣人がおかしいということを、前もって知らしています。
だからこの映画、普通の犯人捜しのミステリーではありません。
要は、サイコパス(精神異常)な隣人の話です。
だがこの映画の主人公高倉(西島秀俊)は、犯罪心理学を大学で教える元刑事。人質をとったサイコパスの犯人に背中を見せて刺される。その不祥事で警察をやめた。
夫婦で、閑静な住宅街に引っ越す。
元の刑事仲間が6年前に起きた一家失踪事件を調べており、それに手を貸すことに。
隣に住む西野は、夫婦と娘がおり、夫がちょっと不可解。
この夫を香川照之が演じ、お人よしの面と怖い面をうまく使い分けて、サイコパスを見事に演じている。
その娘が、有る時、突然訪ねてきて、「あの人はお父さんではありません」と不可解な発言。
だが、毛嫌いしていたはずの妻が、いつしか料理を教えるなど隣人と仲良しに。
こんな前ふりで始まる、サイコパス殺人事件。
黒沢清独特の恐怖演出で、じわじわと怖さがにじみ出てくる。
ただ、コミカルを狙ったのか、二人の警察官が単独行動して、西野に殺されてしまう顛末はなんとも。
特に、笹野高史演じる刑事は、まこと寅さん映画風。
一方、高倉夫人は、いつの間にか、サイコパスの餌食になって、高倉まで虜にする。
その異常さは、彼女もサイコパスにされたのだろうか?
竹内結子が、正常と異常を渾身に演じ分け、驚く。
ちょっと、隣人を疑いたくなる異常な映画だ。