ひろの映画見たまま

映画にワクワク

「僕らの家路」、幼い兄弟が母を探す3日間。

2016-06-04 18:12:47 | ドイツ映画
おすすめ度 ☆☆☆

子供映画好き ☆☆☆☆

PG12 最初のほうに、母親と男とのセックスシーンあり。

10歳のジャック、6歳になる弟。

父親はいない。母親は、新しいボーイフレンドとの生活が楽しい。従って、ジャックは弟の面倒を見ている。

或る出来事で、ジャックは、施設に預けられることに。

だが、孤独に育ってきたジャックは、皆と打ち解けられずいじめの対象に。

夏休み、皆はそれぞれの親の元へ帰るのに、母親から迎えが3日ほど遅れるとの連絡が。

だが、居残ったいじめっ子に、水につけられ溺れそうになる。そして友人に借りた双眼鏡を池に放り投げられる。

このいじめの陰湿さと、約束の日に迎えに来ない母親に、絶望する。

この辺の描写は、痛切で、いじめの経験のある私にはよくわかる。

そして、自力で帰宅するも、家の鍵が見当たらず流浪に。

弟を連れだし、3日間の流浪生活。

途中、友達に返そうと双眼鏡を盗む。決して優等生ではない。

母の元カレを訪ねるが、最後に警察に連れていかれようとして、頑強に拒否。そりゃ、あのいじめ学園には帰りたくない。

で、ラスト、母と巡り合えホッとする。優しい母。

だが、母には新しい男がいる。

ジャックは、男の決断をする。

ジャックの成長物語でもある。

原題は、ジャック。邦題は優しすぎる。


コメント
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