おすすめ度 ☆☆
この映画のわかる人 ☆☆☆☆
ロシア映画。 177分の長尺。
昨年劇場公開されて1年余。DVDレンタルに登場。びっくりする。(この手の作品はなかなかレンタルされない)
アンドレイ・タルコフスキー監督作「ストーカー」の原作者ストルガツキー兄弟のSF小説「神様はつらい」を15年の歳月を費やして映画化。
ロシアの巨匠アレクセイ・ゲルマン監督は、作品の完成を見ずに他界。
ロシアならではの映画。
共産主義と、ドイツとの戦争、民主化を経た稀有な国だ。
哲学的色合いの色濃い本作。
地球外の惑星の話だが、背景は中世のヨーロッパそのもの。
地球より800年遅れているというからそうなのだろう。
革命は起こるどころか、知識人は皆殺し。
地球からやってきた調査団の目で、描いているので客観的だが、本人自身もその渦中で抜けられない。
サックスを吹く音楽が、どこか寂しい。でもこれが唯一の慰め。
何しろ、あらゆる汚物と死体、画面が白黒だけにショックは少ないが見ていられたものでない。
これを、延々3時間見せまくる。
だが、なぜか、惹かれる。
後味の悪さも残る。
これが、凡百の映画との違いだ。
それにしても、二度とみられない、不思議な見世物だ。
この映画のわかる人 ☆☆☆☆
ロシア映画。 177分の長尺。
昨年劇場公開されて1年余。DVDレンタルに登場。びっくりする。(この手の作品はなかなかレンタルされない)
アンドレイ・タルコフスキー監督作「ストーカー」の原作者ストルガツキー兄弟のSF小説「神様はつらい」を15年の歳月を費やして映画化。
ロシアの巨匠アレクセイ・ゲルマン監督は、作品の完成を見ずに他界。
ロシアならではの映画。
共産主義と、ドイツとの戦争、民主化を経た稀有な国だ。
哲学的色合いの色濃い本作。
地球外の惑星の話だが、背景は中世のヨーロッパそのもの。
地球より800年遅れているというからそうなのだろう。
革命は起こるどころか、知識人は皆殺し。
地球からやってきた調査団の目で、描いているので客観的だが、本人自身もその渦中で抜けられない。
サックスを吹く音楽が、どこか寂しい。でもこれが唯一の慰め。
何しろ、あらゆる汚物と死体、画面が白黒だけにショックは少ないが見ていられたものでない。
これを、延々3時間見せまくる。
だが、なぜか、惹かれる。
後味の悪さも残る。
これが、凡百の映画との違いだ。
それにしても、二度とみられない、不思議な見世物だ。