おすすめ度 ☆☆☆
エストニア/フィンランド合作
アカデミー賞外国語映画賞エストニア代表作品!
独ソ戦史上、もっとも残酷な戦い。
エストニアは、フィンランド湾に面し、東はソ連、南はラトビアに面している。ポーランドを経てドイツに連なる。
1944年、独ソ激戦の年。
それまでは、ドイツ占領下にあり、エストニアの若者は、ドイツ軍に編入されていた。
だが、ドイツの敗戦が色濃くなり、ソ連が侵攻、エストニアは、ソ連の占領下となり、ソ連軍に参入。
すなわち、敵対する独ソ、二つの軍隊に別れて戦うことに。
朝鮮半島同様、同じ国の国民同士が戦うという悲劇の国だ。
この映画は、前半はドイツ軍側からの描写、後半はソ連軍からの描写と、
相対する二つの軍隊を描くことによって、その悲劇をあぶりだしていく。
さらに、戦争場面については、当時の武器や戦車などを使ってリアルに描いており、その面でも成功している。
中盤では、同じエストニア人同士の戦闘が描かれ、殺してしまったドイツ軍側の男の写真(姉の写真)を、その姉を訪れ手渡すというドラマも用意されている。
俳優や、戦場の背景なども、見知らぬことが多いが、そのリアル感に、引き込まれてしまう。
知らなかった、歴史を気づかされる映画であるが、大河ドラマとしての風格はある。
劇場公開とならなかったのは惜しいが、やはり興行的にはむつかしいのかも。
エストニア/フィンランド合作
アカデミー賞外国語映画賞エストニア代表作品!
独ソ戦史上、もっとも残酷な戦い。
エストニアは、フィンランド湾に面し、東はソ連、南はラトビアに面している。ポーランドを経てドイツに連なる。
1944年、独ソ激戦の年。
それまでは、ドイツ占領下にあり、エストニアの若者は、ドイツ軍に編入されていた。
だが、ドイツの敗戦が色濃くなり、ソ連が侵攻、エストニアは、ソ連の占領下となり、ソ連軍に参入。
すなわち、敵対する独ソ、二つの軍隊に別れて戦うことに。
朝鮮半島同様、同じ国の国民同士が戦うという悲劇の国だ。
この映画は、前半はドイツ軍側からの描写、後半はソ連軍からの描写と、
相対する二つの軍隊を描くことによって、その悲劇をあぶりだしていく。
さらに、戦争場面については、当時の武器や戦車などを使ってリアルに描いており、その面でも成功している。
中盤では、同じエストニア人同士の戦闘が描かれ、殺してしまったドイツ軍側の男の写真(姉の写真)を、その姉を訪れ手渡すというドラマも用意されている。
俳優や、戦場の背景なども、見知らぬことが多いが、そのリアル感に、引き込まれてしまう。
知らなかった、歴史を気づかされる映画であるが、大河ドラマとしての風格はある。
劇場公開とならなかったのは惜しいが、やはり興行的にはむつかしいのかも。