ひろの映画見たまま

映画にワクワク

「1944 独ソ・エストニア戦線」、エストニアの悲劇!

2016-06-19 17:52:05 | ヨーロッパ映画
おすすめ度 ☆☆☆

エストニア/フィンランド合作

アカデミー賞外国語映画賞エストニア代表作品!

独ソ戦史上、もっとも残酷な戦い。

エストニアは、フィンランド湾に面し、東はソ連、南はラトビアに面している。ポーランドを経てドイツに連なる。

1944年、独ソ激戦の年。

それまでは、ドイツ占領下にあり、エストニアの若者は、ドイツ軍に編入されていた。

だが、ドイツの敗戦が色濃くなり、ソ連が侵攻、エストニアは、ソ連の占領下となり、ソ連軍に参入。

すなわち、敵対する独ソ、二つの軍隊に別れて戦うことに。

朝鮮半島同様、同じ国の国民同士が戦うという悲劇の国だ。

この映画は、前半はドイツ軍側からの描写、後半はソ連軍からの描写と、

相対する二つの軍隊を描くことによって、その悲劇をあぶりだしていく。

さらに、戦争場面については、当時の武器や戦車などを使ってリアルに描いており、その面でも成功している。

中盤では、同じエストニア人同士の戦闘が描かれ、殺してしまったドイツ軍側の男の写真(姉の写真)を、その姉を訪れ手渡すというドラマも用意されている。

俳優や、戦場の背景なども、見知らぬことが多いが、そのリアル感に、引き込まれてしまう。

知らなかった、歴史を気づかされる映画であるが、大河ドラマとしての風格はある。

劇場公開とならなかったのは惜しいが、やはり興行的にはむつかしいのかも。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「キリング・サラザール 沈黙の作戦(ミッション)」、スティーブンセガールのアクションものです。

2016-06-19 09:31:34 | アメリカ映画
おすすめ度 ☆☆

スティーブンセガール好き ☆☆☆

劇場未公開

スティーブンセガールのニキビ面の、貫禄は益々。

前半と後半のアクションシーンで大活躍。

格闘家ジョルジュ・サンピエールとのタイマンが見もので、スタントを使ってはいるが、本物も大暴れ。

体自体は、もう結構なお歳だから、きびきびとはいかないが、大柄の圧力は大したもの。

本作は、おかかえ監督による作品だから安心してみていられる。

ただ、話を面白くしようとして、ちょっと複雑。

麻薬捜査官の話だが、殲滅したはずの麻薬王が実は生きていてという話。

最後は、敵の潜入先のホテル。


民間人を巻き込んでの大立ち回り。

まあ、気楽に見られて大満足。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする