おすすめ度 ☆☆☆★
此元和津也の人気漫画「セトウツミ」を実写映画化。
ほぼ、会話だけのコミック。まさかの映画化。(原作は一部ネットで読める)
そこが面白い。映画にして、観客を引き付けるその話術は確か。
高校2年生の瀬戸と内海。合わせて瀬戸内海(セトウツミ)だが。
内海は、落ち着いたインテリ風、塾へ行く前の1時間半を川べりで過ごすのを信条としている。そこへ、サッカーをしていた瀬戸が割り込んで二人の会話が始まる。
瀬戸には好きな女子高生がいる。だがその子は、内海に気があるらしい。
彼女を挟んでの会話のやり取り。
そして家庭のことも。ここら辺は、いささかシリアス。
小話を、連ねた構成。何故面白いのか。
まず俳優の力。池松の内海と、菅田の瀬戸。
特に大阪生まれの菅田の大阪弁がすごい。池松は福岡出身だが、受けなので、ある程度無難。二人は、高校生を演じるのに無理はあるが、演技とか映画の価値からすると妥当なところか。
監督は、大森立嗣。
75分の商品だがよくまとまっている。