おすすめ度 ☆☆☆★
見てほしい度 ☆☆☆☆
これは、イギリスのシンドラーと呼ばれたニコラス・ウィントンの第二次世界大戦前夜、「キンダートランスポート」と呼ばれた作戦を実行した男の物語である。
映画は、ドキュメンタリーであるが、中には、再現部分も含まれる。
日本では、杉浦千畝が有名だが、イギリスにもシンドラーがいたのだ。
大戦まで、ドイツは、ユダヤ人排斥のもと、海外へ追いやっていた。そんな中、チェコには多数のユダヤ人がいた。
その子供たちを救おうと立ち上がったウィントン。ヨーロッパの他の国は受け入れてくれず、結局彼の母国が受け入れてくれた、そして養子縁組という形で受け入れたのだ。そのあっせんをしたのが、ウィンストン。
後日談、ウィントンはもともと銀行マン。その後すっかり忘れていた。
それから50年後、たまたま妻が、「キンダートランスポート」の記録を見つけたことから、テレビ局の目に留まり、大人になった子供たちとの再会が果たされる。
そのテレビのディレクターがこの映画の監督だ。
そして現在もこの活動の輪が広がっており、みんなに参加を呼び掛ける。