おすすめ度 ☆☆☆
シリアス映画好き ☆☆☆★
主演のバンサン・ランドンが、カンヌとフランスセザールの主演男優賞に輝く。フランスでは、100万人が鑑賞。
ランドンが扮するティエリーの物語。
51歳のエンジニア、勤めていた会社でリストラにあう。
職業訓練を受けたり、面接のためのセミナーを受けたり、そこでは、現代の中年層の就職の難しさが浮き彫りに。
銀行に借金を頼むと、家を売ることを勧められたり、生命保険を勧められる。やむを得ず、トレーラーハウスを売ろうとすると値切られたり。商売の厳しさがあぶり出される。
家には、共稼ぎの妻と障害を持つ息子がいるが、家庭が唯一の温かさ。特に妻とのダンスシーンは、唯一明るい雰囲気。
後半は、スーパーマーケットの監視員に就職。万引きする人を捕えたり、不正をする職員を摘発したりと、スーパーの原理が、現代の金中心のえぐさをあぶりだす。
ドキュメンタリー専門のカメラマンが撮影、ティエリー目線のドキュメンタリー風だ。
ラストに余韻は残すものの、全体に暗い印象はぬぐえない。これが現実なのだが。
シリアス映画好き ☆☆☆★
主演のバンサン・ランドンが、カンヌとフランスセザールの主演男優賞に輝く。フランスでは、100万人が鑑賞。
ランドンが扮するティエリーの物語。
51歳のエンジニア、勤めていた会社でリストラにあう。
職業訓練を受けたり、面接のためのセミナーを受けたり、そこでは、現代の中年層の就職の難しさが浮き彫りに。
銀行に借金を頼むと、家を売ることを勧められたり、生命保険を勧められる。やむを得ず、トレーラーハウスを売ろうとすると値切られたり。商売の厳しさがあぶり出される。
家には、共稼ぎの妻と障害を持つ息子がいるが、家庭が唯一の温かさ。特に妻とのダンスシーンは、唯一明るい雰囲気。
後半は、スーパーマーケットの監視員に就職。万引きする人を捕えたり、不正をする職員を摘発したりと、スーパーの原理が、現代の金中心のえぐさをあぶりだす。
ドキュメンタリー専門のカメラマンが撮影、ティエリー目線のドキュメンタリー風だ。
ラストに余韻は残すものの、全体に暗い印象はぬぐえない。これが現実なのだが。