ひろの映画見たまま

映画にワクワク

「夏の娘たち ひめごと」、堀禎一6年ぶりの原点に回帰した官能と禁忌の物語。

2018-01-13 17:58:37 | 日本映画

おすすめ度 ☆☆

官能と禁忌映画好き、堀禎一好き ☆☆☆★

R15+

今夏、単館ながら公開前より注目を集め、シネマトゥデイの全夏休みタイトルの中で堂々1位を獲得、公開初日より満員が続いた話題作! 公開中に監督の堀禎一が急逝、最後の天才監督と話題となっていただけにファンの悲しみをさそった。

堀監督は、ポルノ映画を中心に活躍。最近はドキュメンタリーを撮り続けていた。

本映画は、地方都市を舞台に、その人生のポルノチックな部分をえぐりだした奇作。

家族、血縁、地域に根差したきわめて土着的な人間関係に着目した作劇は、それらが決してなくなったわけではなく、今も現代の日本で孤独を抱え、愛を求め、惑い、迷い、揺れ動く人びとに普遍の出来事であることを浮かび上がらせる。

主人公の直美が、養父の最期を看取りに戻って来る。

そして、義理の弟と再会、昔の性関係が思い起こされ、再び結びつくことに。

だが、一方で、昔なじみの義雄を帰ってきて、再び関係が。

ドロドロした関係だが、村社会は容認する。

葬儀で始まり、結婚式で終わる、田舎町の実情が

独特の語り口に引き込まれていく。


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「犯人は生首に訊け」、内視鏡専門医のサイコサスペンス、生首?

2018-01-13 13:33:57 | 韓国映画

おすすめ度 ☆☆★

サスペンス好き ☆☆☆★

反逆の韓国ノワール2017で、上映。

この手の作品は、なかなか劇場公開されにくい。

韓国で2017年に公開され、初日に興行成績一位を記録したホラー・サスペンス。

「犯人は生首に聞け」は邦題で、原題は「解氷」。でも、邦題はなかなか言いえて、生首がキーワードになっています。

京畿道の新都市に移り住んだ医師。この町では、15年もの長きにわたり未解決の連続殺人事件が起きていた。

医師の住むアパートの1階は、肉屋。

その肉屋の痴呆老人が、病院へきて、麻酔されて、「体は橋から捨てれば見つからない。頭はまだ冷蔵庫の中」とつぶやいたことから、医師の妄想が始まり、肉屋一家が、連続殺人事件の犯人と確信、さまざまな事件が起きる。

妄想と現実が、ごちゃ混ぜに語られるので、いささかややこしい。

それにしても、生首が自分の家の冷蔵庫にあったら、と思うとぞっとする。

グロテスクな内容だが、グロさは抑えられている。

チョ・ジヌンが減量して、狂気の医師を好演。怖い。

 


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