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「八重子のハミング」、佐々部監督渾身の認知症映画!

2018-01-14 17:19:02 | 日本映画

おすすめ度 ☆☆☆☆

四度のガンの手術から生還した夫が、アルツハイマー病を発症した妻に寄り添って介護を続ける12年間を描いた、夫婦の純愛と家族の愛情にあふれた物語。

原作は山口県萩市在住の陽信孝。

まだ、認知症が、現在ほど認知されていなかった時代の話。

だが、若年性アルツハイマーという、最も過酷な病の闘病生活。老々介護だ。

映画は、佐々部監督の執念で制作された。

脚本ができて、各映画会社に売り込むも,採算の面で皆断られる。

島根県出身の監督は、自らも介護の経験があり、資金を集めての小予算ご当地映画となった。

作家の高橋洋子さんを監督自ら口説いて出演を取り付け、見事な病人役だ。

映画自体を暗くしないため、純愛映画として描いたのが成功。

真面目な介護映画が出来上がった。

介護役の夫を升毅が好演。

実際に介護経験のある人には、必見の映画だ。

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