おすすめ度 ☆☆★
シュワルツェネッガー好き ☆☆☆
一部劇場で公開 PG12
02年7月にドイツ上空で実際に起こった<ユーバーリンゲン空中衝突事故>とその後に起こった衝撃の事件をなぞり映像化した衝撃作。
飛行機事故であるが、主眼は、その後の出来事なので、アクション映画の出番ではない。
シュワルツェネッガー、飛行機事故とあって、アクション映画と勘違いしやすいが、それはない。
この飛行機事故、2機の飛行機が衝突して起こる。
色んな原因が重なって起こるのだが、この映画は、管制官のミスととらえ描いている。
そこに悲劇があった。
ローマン(シュワルツェネッガー)は、飛行機事故で妻と娘を亡くしている。
冒頭、飛行場のシーンとボランティアとして事故現場へ入っていくシーン。
家族を亡くした悲しみはひしひしと伝わってくる。
そして会社側に談判。謝ってほしいだけだと。
事件当時、管制官は、なぜか一人、そして修理屋が、一時接続をとめる。(この時点で、管制官一人に罪をかぶせるのは無理と思うのだが)
管制官の飛行機の接近に気づくのが遅く、衝突が起こる。
世間的には、管制官が悪いことになっている。
管制官は、名前を変えて、引っ越して世間から逃れていた。
1年後、ジャーナリストから聞いた管制官の住所を訪ねるローマン。
そして悲劇。目には目を。
なんとも暗い話だ。