おすすめ度 ☆☆☆★
世界中、特にアメリカで有名な絵本作家ターシャ・チューダーの生誕100周年を記念して作られた作品。
日本でもかなりファンがいて、100周年の展覧会は盛況だった。
彼女の老後は、米バーモント州の山奥のコテージで、一人暮らし。
でも広大な庭付きだ。
息子夫婦や孫が手伝ってくれて、そのガーデンはとっても美しい。
実は、ターシャさん、亡くなって10年がたつ。
でも、その晩年を、NHKが撮影していた。
NHKで特集として放映されている。
今回、その映像と、その後のファミリー。そしてターシャの秘蔵映像を含めて106分の長編だ。
幼少期から絵が好きで、その独特の感覚は、クリスマスとか、イースターとか、お祭りとか、動物と植物の楽しい物語を織りなしている。
4人の子供を授かり、農業を営み、老後は庭園と、自然にあふれた生活は、現代の癒しだ。
古い撮影なのに、デジタルリマスターで美しくよみがえっている。
アメリカ人の伝記を日本人が作るというちょっと変わった作品。