おすすめ度 ☆
チェコ・ウクライナ合作
劇場非公開 R15+
予告動画再生回数130万件超! 『ブレア・ウィッチ』『アンフレンデッド』『テイキング・オブ・デボラ・ローガン』等に続くPOVホラー最新作!
そして不気味なぽポスター。
まあ、宣伝材料は魅力的。特に予告編は、この映画のエッセンスを抽出しているので、結構面白い。
まず、1032年に起きたウクライナのホロドモールの話が出てくる。
これは、ソ連の圧政で住民が飢餓に陥り、多数の死人が出た。人々は、人間の死体をも掘り起こして食したという。
アメリカから来た3人が、この食人のドキュメントを撮影しようと、現存する食人ボリスの取材に訪れる。
映画は、手持ちカメラのへたくそなカメラワークで、めったやたらとカメラを振り回すので、まったく見ずらい。
で、前半は、撮影の段取りをグダグダと述べ、まったく本筋と離れてしまっていてホラーの要素は皆無。
まあ、霊媒師が出てきたり、通訳がまどろこしくて、恐ろしく退屈。
後半も、外に探しに出かけるが、地面に穴が開いて、そこから地下道があってと、やたら走り回る。
脅かしの画面もあるが、本筋と関係なく、食肉シーンもない。
まさに肩透かし。
ウクライナの人たちは、この程度の映画が好みなのだろうか??
ちなみに、監督はチェコ出身のペトル・ヤクル。
表題の「グール」は、残忍な人で、イスラム教の伝説で墓を暴いて死肉を喰うと言われる食屍鬼という意味も。食人種と幅広く解釈しているのか?