ひろの映画見たまま

映画にワクワク

「運命は踊る」、息子の死に戸惑う父母!

2018-10-15 17:26:15 | ヨーロッパ映画

おすすめ度 ☆☆☆★ (劇場鑑賞)

イスラエル・ドイツ・フランス・スイス合作

第74回ベネチア国際映画祭で銀獅子賞(審査員グランプリ)を受賞。

監督は、イスラエルの名匠サミュエル・マオス監督。

テルアビブのアパートで暮らすミハエルとダフナ夫妻のもとに、軍の役人が息子ヨナタンの戦死を知らせにやってくる。ダフナはショックのあまり気を失い、ミハエルは平静を装いながらも役人の対応にいら立ちを覚える。

葬儀も準備が整ったころ、誤報だったことが伝えられる。

息子をすぐ返せと要求。

映画は、3部構成。

1部は、息子の死にうろたえる父母、その後誤報と知って安堵する。

2部は、息子の勤務地、戦う相手のいない前哨基地の検問所で、どこか間延びした時間を過ごしている。

ここで、銃を相手にフォックストロットを踊る兵士の姿が印象的。

そして、誤って、人を殺してしまう。

3部は、因果応報。

それぞれの立場が、鮮明になり、やがて、運命のいたずらが。

なかなか凝った作品だ。

また、イスラエルという遠い国の物語に、心惹かれる。

 

 

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする