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「蜜蜂と遠雷」、クラッシック音楽の底知れぬ深みと魅力!

2020-05-04 17:28:57 | 日本映画

おすすめ度 ☆☆☆★

クラッシック音楽(ピアノ)好き ☆☆☆☆★

原作は、直木賞と本屋大賞のW受賞を果たした恩田陸のベストセラー「蜜蜂と遠雷」。

映画化が無理とされていたが、周到に計画された良作に仕上がった。

題名は、原作通り、

蜜蜂は、社会性昆虫、人間社会、音符、風間塵。

遠雷は、遠くで聞こえる雷、神、ホフマン。

国際ピアノコンクールを舞台に、亜夜(松岡茉優)、明石(松坂桃李)、マサル(森崎ウィン)、塵(鈴鹿央士)の四人のそれぞれ出自も個性も全く異なるピアニストが頂点を目指して熾烈な業を競うさまをスリリングに描いている。

それぞれに、ベテランピアニストが加わり、演者と奏者が巧みに織りなす音楽は、崇高にさえ見える。

所々ではさまる、自然描写も、映像に深みを当てている。例えば、馬のたてがみとか、海と雷鳴とか。

コンクールの形をとっているが、なじみの楽曲のほか、オリジナルな自由演奏もあり、音楽的にも、素晴らしい。

ただ、クラッシックになじみのない人には、不向きかも。

各演者は素晴らしいが、映画初出演の新星・鈴鹿央士が輝いている。

 

 

 

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