おすすめ度 ☆☆☆☆
ビートルズ好き ☆☆☆☆★
もう、てっきりビートルズの映画と勘違いしていた。
「トレインスポッティング」「スラムドッグ$ミリオネア」のダニー・ボイル監督と「ラブ・アクチュアリー」の脚本家リチャード・カーティスがタッグを組み、「ザ・ビートルズ」の名曲の数々に乗せて描くコメディドラマ。
この映画は、ビートルズのいない世界を描いた、フェイント映画だ。
インド系のビートルズ好き青年ジャック。幼馴染の親友エリーと音楽で有名になることを夢見て、シンガーソングライターとして活躍していた。
突然世界的な停電が起き、ジャックは交通事故にあってしまう。
ジャックが目覚めた世界は、なぜかビートルズのいない世界だった。
ほかに、コークとか、ハリーポッターもない世界。
ビートルズの曲を覚えていた青年は、自ら作曲したことにして、次々発表。
おかげで一躍スターダムに。
だが、ビートルズを知っている人が現れ、隠居しているジョンレノン(ロバート・カーライル扮するそっくりさん)に会いに行き、さとされ、だましていたことを告白。
地元に帰り、恋人と元のさやに戻り、ハッピーエンド。
そこここに張り巡らせたエピソードの数々、そしてなんといっても、全編に流れるビートルズの音楽は、ビートルズファンでなくとも、胸を打つ。
軽妙な脚本と演出に拍手。