おすすめ度 ☆☆☆★
GYAOとアミューズによるオリジナル映画製作プロジェクト「NEW CINEMA PROJECT」第1回グランプリを受賞した企画の映画化。
望来は幼い頃に、心臓病を患っていたが、善意の募金で五億円が集まり、命を救われた。
17歳の高校生になった彼を待っていたのは、「5億円にふさわしい人間」という周囲からの期待や、マスコミの好奇の目だった。
そんな中、SNSで、死をほのめかすと、五億円稼いでから死ねといわれる。
一念発起で、旅に出て、お金を稼ごうとするが、17歳では、社会が相手にしてくれず苦労する。
そんな中、やさしく接してくれる人に出会い成長していく。
五億円なんて、宝くじにでもあたらなければ、手にできない。
世間は厳しい。
さらに、主人公の幼少期に亡くなった少女と瓜二つの少女が高校生になった主人公の前に現れる。
一応、目的を達成するので、後味はよい。
主人公の望来を映画「ソロモンの偽証」の若手俳優・望月歩が演じている。