ひろの映画見たまま

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「こどもしょくどう」、育児放棄の現状を鋭く!

2020-05-25 18:37:15 | 日本映画

おすすめ度 ☆☆☆★

子ども食堂(身寄りのない子供たちにご飯を作ってあげる食堂)は、全国的に展開されている。

この映画は、その子ども食堂を直接取り上げた映画ではない。

最後に、子供たちに無料で食事の提供を始めるシーンが。

で、この映画、子供目線で、育児放棄の子供たちを描いている。

ずっと、無表情、無口、放棄された子供の目線だ。

両親が食堂を経営、妹がいる平凡だが、満たされた小学5年生ユウト。

母子家庭で、いつも男を連れ込んでいる母親。子供は体が大きいのにいじめられているタカシ。

いじめを見て見ぬふりをしているが、友達付き合いのユウト。

高架下で、車に暮らす姉妹と近づき、食堂でご飯を食べさせたりする。車の持ち主姉妹の父親は、消えてしまう。

ユウトの両親は、姉妹を養護施設に入れようと相談。

後半は、ユウトが、姉妹が家族で行ったことのある、伊豆の海岸へ。連れ出す。ロードムービーだ。

結局、警察が動いて、姉妹は施設に。そしてやっと「虹の雲」に出会える。

子供目線のため、大人の事情は明かされないのでちょっと不満が残る。

だが、育児放棄された子供の辛さが痛いほどわかる映画だ。

終わりには、なぜか涙が止まらない。

 

 

 

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