おすすめ度 ☆☆☆
文学好き ☆☆☆★
ニュージーランド・オーストラリア合作
第78回ベネチア国際映画祭コンペティション部門で銀獅子賞(最優秀監督賞)を受賞。
「ピアノ・レッスン」で女性監督として初のカンヌ国際映画祭パルムドールを受賞したニュージーランド出身の名匠ジェーン・カンピオン作品。
1920年代のアメリカ・モンタナ州を舞台に、無慈悲な牧場主と彼を取り巻く人々との緊迫した関係を描いた人間ドラマ。
大牧場主のフィル・バーバンクと弟ジョージの兄弟は、地元の未亡人ローズとその息子ピーターと出会う。ジョージはローズの心を慰め、やがて彼女と結婚して家に迎え入れることになる。そのことをよく思わないフィルは、2人に対して残酷で執拗な攻撃を仕かけていく。しかし、とある事件をきっかけに、残忍な性格のフィルの中にも、人を愛することへの可能性が芽生えていく。
セリフが少なく、察知していくしかない。
常に不穏な空気が。
それは、弟ジョージのふるまい。
牧場主として威厳がもたらすのか。
息子ピーターとの関係がより重要。
美しい風景と、心に秘めた行いのひりひり感。
アル中になっていくローズの生きざま。
ベネディクト・カンバーバッチ迫真の演技。全裸シーンが多い(男臭さ)。