おすすめ度 ☆☆☆
問題提起映画 ☆☆☆★
劇場未公開
アメリカで社会問題となっている、依存性の高い処方箋鎮痛剤オピオイドのまん延による危機を描いたサスペンススリラー。
アメリカでは、オピオイド(モルヒネを含む痛み止め(がんの治療など)は使用が認められているが、副作用で
死者も多い。製薬会社との癒着も問題だ。これらの問題に挑戦。
デトロイトの麻薬取締局(DEA)のジェイク・ケリーは、オピノイド密輸の麻薬カルテルを追い詰めていた。過激に熱くなる捜査手法は、実妹がヘロイン中毒で苦しんでいることが動機になっている。
一方、某大手製薬会社では依存症の起きない鎮痛剤新薬を販売する方針となった。自画自賛の新薬だが、エベレット大学のタイロン・ブロワー博士(ゲイリー・オールドマン)はその効果と安全性に疑問を抱いていた。製薬会社は研究費の上積みで、ブロワー博士の口をふさごうとしていた。
そして第三のパートのクレアは、グループカウンセリングで、オピノイド中毒からのリハビリ中だった。16歳の息子のデビッドだけが励みだった。そのデビッドが行方不明になり、警察が発見した時にはフェンタニルの過剰摂取で死亡していた。
三つの話が並行的に描かれ、接点がない。
俳優陣が豪華。
淡々とした展開。盛り上がりに欠ける。