おすすめ度 ☆☆☆★
日本・ロシア合作
1970年代の旧ソ連に実在した「忠犬パルマ」のエピソードを基に、犬と人間の関わりや親子の葛藤を描いた日露合作によるヒューマンドラマ。
ロシアでは公開初週の映画動員ランキングで初登場1位を獲得し、「モスクワ国際映画祭」正式出品され、「ビバロシア国際映画祭」ではグランプリ受賞。
冒頭、秋田での秋田犬の里、オープニング記念から始まる。
物語は、飼い主とともにプラハへ行く予定だった犬パルマは、検査の手違いからモスクワの空港に置き去りにされてしまう。
空港に住み着いたパルマは毎日滑走路で飛行機を見上げ、2年間も飼い主の帰りを待ち続ける。
時を同じくして、母親を亡くした9歳の少年コーリャが、パイロットである父親に預けられ空港にやって来る。
孤独な、ひとえに飼い主を待ち続ける犬と、突然現れた父親に戸惑う少年の交流が描かれ涙する。