おすすめ度 ☆☆☆★
ケイト・ウィンスレットとシアーシャ・ローナンという当代きっての演技派女優が初共演し、19世紀イギリスを舞台に、異なる境遇の2人の女性が化石を通じてひかれあう姿を描いたドラマ。
一応、モデルがいるらしい。考古学者の先駆けであるメアリ―・アニングだ。
だが、この映画、アンモナイト学者と鬱の人妻がレズを繰り広げる、官能映画だ。
第73回カンヌ国際映画祭、第45回トロント国際映画祭オフィシャルセレクション選出作品。
人間嫌いで、世間とのつながりを絶ち暮らす古生物学者メアリー。
かつて彼女の発掘した化石は一世を風靡したが、今はイギリス南西部の海辺の町ライム・レジスで、観光客の土産物用アンモナイトを探して細々と生計をたてている。
そんな彼女はある日、裕福な化石収集家の妻シャーロットを預かることとなる。
美しく可憐で奔放、何もかも正反対のシャーロットに苛立ち、冷たく突き放すメアリーだが、自分とはあまりに違うシャーロットに惹かれる気持ちをどうすることもできず―。
女優二人にくぎ付け。