ひろの映画見たまま

映画にワクワク

「茜色に焼かれる」、不条理の世の中、でも、ぼくも母ちゃんも生きて生き抜く!

2022-02-10 17:39:48 | 日本映画

おすすめ度 ☆☆☆☆

不条理映画好き ☆☆☆☆★

R15+

「ドライブマイカー」は、アカデミー賞候補にまでなるベスト映画。

だが、この「茜色に焼かれるは」は、それがなければ、ベストワンのできだ。

女優賞の尾野真千子、新人賞の和田庵と、片山友希。

まさに抜群の演技で映画を引っ張っていく。

不条理の世界を描かせれば、石井裕也。

先の三人以外は、ほんの少しを除けば、まさにくずだらけ。逆に言うと、端役にまで行き届いたキャスティング。

カフェをコロナで廃店にし、花屋と風俗で働く田中良子。

7年前に理不尽な交通事故で夫を亡くし、中学生の息子と二人暮らし。

夫の父親の老人ホームの経費、夫の不倫相手の子の養育費まで払う。根性女。

しかし、風俗の相方とは相通じ、この相手がまた、つらい。

ラストの一縷の望みは、茜色だ。

コメント
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