おすすめ度 ☆☆☆★
スパイ映画好き ☆☆☆☆
イギリス・アメリカ合作
キューバ危機の舞台裏で繰り広げられた実話を基に、核戦争を回避するべく奔走する男たちの葛藤と決断をスリリングに描いたスパイサスペンス。
1962年10月、アメリカとソ連、両大国の対立は頂点に達し、「キューバ危機」が勃発した。世界中を震撼させたこの危機に際し、戦争回避に決定的な役割を果たしたのは、実在した英国人セールスマン、グレヴィル・ウィンだった。スパイの経験など一切ないにも関わらず、CIA(アメリカ中央情報局)とMI6(英国秘密情報部)の依頼を受けてモスクワに飛んだウィンは、国に背いたGRU(ソ連軍参謀本部情報総局)高官との接触を重ね、そこで得た機密情報を西側に運び続けるが―。
ウィンは、商人であったにもかかわらず、刑務所に入れられ拷問を受ける。そこでの生活は苦しく、演じたベネディクト・カンバーバッチは、かなりの減量をしている。
なかなか、スリリングな展開。
亡命作戦渦中のバレエ「白鳥の湖」のシーンは素晴らしかった。