おすすめ度 ☆☆☆★
原作、椰月美智子の同名小説。
“石橋ユウ”という同じ名前の息子を育てる3人の母親たちの物語を描く。
2人の息子を育てる43歳のフリーライター・石橋留美子(菅野美穂)、アルバイトを掛け持ちする30歳のシングルマザー・石橋加奈(高畑充希)、年下の夫と優等生の息子に囲まれて暮らす36歳の専業主婦・石橋あすみ(尾野真千子)。年齢も住む場所も家庭環境も異なる彼女たちには、“石橋ユウ”という名前の小学5年生の息子がいるという共通点があった。
冒頭、息子を殺す母親の姿が、これが後半、殺人者の母親として登場するが、やや唐突。
三人の母親に対して、男たちはみなくずだ。
母親は頑張るが、息子をかばえない。
そして息子の反乱。
母親の絶叫が続く。
母親の役者がうまいだけに、やるせない。
瀬々敬久監督作品。