ひろの映画見たまま

映画にワクワク

Xメン ファーストジェネレーション

2011-06-17 20:00:44 | アメリカ映画

アメリカコミックの映画化だが、シリーズものでもある。

人物の関係などは、前作などを見ておいた方が、わかりやすいという。

今回は、ファーストジェネレーションというだけあって、彼らの初期の話だ。

二人のXマン。

冒頭その一人が、ナチス収容所で、母親が殺されるという事件がある。

その時彼のパワーが炸裂する。この時以来自らの力を自覚する。

Xメンはミュータントだ。要は突然変異で人以上の能力を持っている。

ただその能力が人によって異なるところが面白い。

今回は、若きミュータントを教育するという話がある。

若さゆえに恋愛物語もある。

ただ、この映画の圧巻は、やはり彼らの超能力が炸裂するラストにある。

それも舞台が、キューバ危機で米ソが対立しているところだ。

ケネディーがテレビで出てきたり、本物っぽいが、これはフィクション。

敵は、米ソを戦わせて地球を破滅させようともくろむ、これまた強力なミュータント。

SFXを駆使してのバトルは筆舌では語れないすごさだ。次から次へと繰り出されるバトルだから。

 

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韓国映画「うさぎとリザード」、純愛映画なんだけど

2011-06-16 17:01:00 | 韓国映画

2009年の作品だけど、この10日に韓国テレビKBSで、放映されたらしい。

純愛映画なんだけど、二人の関係が、なかなか恋に発展しなくていらいらする。

そんないらいらがこの映画のねらいかも知れないが??

タクシー運転手は、心臓に患っており、瞬間的に心臓が停止する、その時間が長くなっており、死期は近づいている。

彼が、車の中で心臓停止し、苦しんでいる、その時通りかかった女性の手をつかんでしまう。運命的出会い。

その女性は、幼少のころアメリカへ養子に出されていた。

彼女は、自分の両親になぜ養子に出されたのか聞きたくて、帰ってきた。

しかたなく、彼の車に乗り込み、親探しに。

しかし、親は死んでしまっていて、叔母がいた。叔母が養子に出したという。

そんな二人が、くっつくでもなく、離れるでもなく。

韓国流につっけんどんな態度をとるがどこか惹かれているというそんな感じ。

二人とも、さみしさを抱えているゆえなのか?

ラストには、この二人の関係が明かされる。

そこで感動してもよいのだが、ちょっと煮え切らない。演出の故か?

主演のチャンヒョクとソンユリはいい味を出してはいるのだが。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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九州新幹線がテーマの映画「奇跡」、まえだまえだが熱演、泣かせます!

2011-06-14 19:18:10 | 日本映画

九州新幹線が今年3月開通した。

これに合わせて、新幹線を題材にした映画だ。

主役の小学生に、まえだまえだの兄弟が抜擢され、生き生きと演じている。

夫婦と子供二人の標準的家庭だが、夫婦が離婚し、夫は福岡で弟と

妻は、実家の鹿児島で、祖父母と兄が一緒に暮らしている。

九州新幹線の一番列車がすれ違うのを見ると奇跡が起きるというので、

兄が、父母がよりを戻してほしいと、同級生を誘って熊本まで旅をする。

弟も誘われて、同級生を連れて熊本へ。

そこで落ち合い、早朝念願はかなうのだが?

鹿児島の実家の生活が主として描かれ、

祖父母(橋爪功と樹木きりん)のほのぼのとした老夫婦像が副産物として面白い。

一方、子供たちの通う学校での出来事が、

じつにうまく描かれていて、それぞれのエピソードが微笑ましい。

ただ、誰しも思うのだろうが、「奇跡」とはなんだったのか?

それを、物足りないかどうかは、見る人の気持ち??

 

 

 

 

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映画「クロエ」、夫の不倫を疑い、娼婦を使って暴き出す!

2011-06-11 18:06:19 | アメリカ映画

産婦人科医キャサリン、夫は大学教授。

彼女の誕生日、盛大なパーティを計画した。

夫は、講演のため出張だが、必ず帰ってくる。

だが、1本の電話、飛行機に乗り遅れたという。

翌日、何気なく見た夫の携帯のメールに女の書き込むが。

夫の浮気を怪しんだキャサリンは、偶然知り合った娼婦クロエに、

夫を誘惑させ、とっちめようと考える。

そこから、キャサリンの妄想が始まり、

自分も楽しもうと娼婦と関係まで持つ。

これも一種の心理ドラマ。サスペンスだ。

かなり官能的なシーンも多いが、

そのテンポの良さに引き込まれる。

ミラーの使い方など、結構こっている。

まあいい映画とも思わないが!

蛇足:娼婦になってかなりきわどい演技をしているクロエのアマンダ・セイフライド、

新作「赤ずきんちゃん」で、赤ずきんを演じている。

 

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タイ映画ではじめてのパルムドール賞受賞の「ブンミおじさんの森」

2011-06-10 17:26:08 | 映画

タイ映画で、初めてカンヌ映画祭グランプリを受賞した。

ただ、この映画、よくわからない、不思議な映画だ。

タイ北部の山村に住む中年のブンミおじさん。

腎臓を患って、死が近いので、亡き妻の妹と彼女の息子トンを呼び寄せ、

三人で食事しているところへ、亡き妻が現れる。

このあらわれ方が、自然なのだ。

19年前に亡くなり年を取らないからわかいままだが、まわりのひとは、特に驚くでもない。

さらに、失踪していなくなっていた、息子がサルの面をかぶったような状態で現れる。

目は赤く光り、暗い場面では不気味だ。

そして、死が近づいたブンミおじさんが、前世を想像し、戦闘シーンなどが画面にあらわれる。

途中、きれいな滝のほとりへみにくい女王が訪れ、水もに映った美しい自分の姿に満足する。

そして、滝つぼに入っていき、大きな魚が股間ではね、恍惚となるなどわけのわからぬシーンが出てくる。

ブンミおじさんらは、山の洞窟へ入っていく。

腎臓病で、透析をしているおじさん、死に場所を求めてなのか。

途中まで、森の中のシーンが多く、実に薄暗い。

それが後半、あかるくなり、現実的になるが、そこでも離脱現象が起こる。

僧侶のシャワーシーンもえんえんとうつされる。

とりとめのない説明だが、それがこの映画の真実だ。

中で思わせぶりなセリフもあるが、

ようは、変わった映画。テンポものろく、眠りに誘われる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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映画「トロッコ」、台湾で撮影された芥川龍之介の映画化!

2011-06-09 19:58:41 | 日本映画

ちょっと注意していないと見逃してしまう佳作。

芥川龍之介の短編小説「トロッコ」をベースに台湾花蓮で撮影された。

台湾人の夫がなくなり、遺骨を持って彼の故郷へ帰った妻と、8歳と6歳の子供。

夫の父は日本語を話すが、村の若者たちは、日本語を話さない。

要は異文化の世界だ。妻は少し中国語を話す。

特に子供たちは、最初村の子となじめない。

お寺など、日本では見られない風景がある。

そして、トロッコ。

昔、日本軍が木を運ぶために作ったという。でも、いまも、森林を守っている人がいる。

一方、長男を日本へとられた父。彼は元日本兵だった。

だが、もうお年だ。老後の生活がある。

弟はいるが台北暮らしだ。

母親は、入院している。

そんな家族物語と、

少年たちの、トロッコへの興味。

終盤、芥川のイメージで、子供たちのトロッコ遊び。

楽しみもあるが、苦しみもある。

子供たちが、心細くなるのが、こちらにも伝わってきて、感動の終盤。

新人監督の作品だけに、未消化の部分もあるが、結構惹かれる映画だ。

 

 

 

 

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映画「メアリー&マックス」、人形劇だが、かなりシリアスでハートフルな物語!

2011-06-08 15:51:06 | 映画

粘土で作った人形をこまで動かすアニメをクレイアニメというらしい。

でこの映画、オーストラリアに住む8歳の女の子が、文通を考え、選んだのがニューヨークに住む44歳の男。

二人はそれぞれ、容姿に不満があったり、メタボでえ自閉症だったりで、決して、ハッピーな存在ではない。

だから、このアニメは、ファンタジーのようなロマンチックさはなく、むしろ、暗ーい映画なのだ。

でも作家は、一生懸命,面白くしようと、二人の手紙の内容は、実に豊かなのだ。

手紙のセリフを読むと同時にアニメでその様子を描写するから、なかなか目が離せない。

大体がその家族構成が異常だし、隣人も変わり者だ。

さらには、動物たちも一風変わっている。

それがすべて物語とかかわるから、忙しい。

さて、二人には、結婚とか、宝くじとか、それぞれに、異変が起こり

さらには傷つけあって、物語は進展する。

監督自らの体験も織り交ぜているというが、文通だけでこれだけコミュニケできるとは驚きだ。

結局、人間というものの本質を見せてくれて、ほろ苦い物語だ。

物語に同調できれば、涙ものだ。

 

 

 

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映画「裸の島」、セリフなしの力強い映画。新藤さんの若いころの作品。

2011-06-07 17:49:50 | 日本映画

昭和35年の作品。NHK山田洋次が選ぶ映画100選、家族編(実は前に見ているがもう一度見たくなった)

船を漕いで、陸地で水をくみ、その水を島の中腹にある家と畑に運ぶ。

天秤棒で、両側に桶をぶら下げ、かつぐ姿は。

労働の象徴だ。

宝塚出身のうら若き乙女、乙羽信子が妻を演じる。

この天秤棒はまだしも、木船を漕ぐ姿は痛々しい。

天秤棒も、途中でふらついて桶をひっくり返し夫にピンタされる。過酷な労働だ。

汗まみれの野良着姿が、美しい。

全体に白黒で、光をうまく利用し、島の風景のギラギラした感じが美しい。

セリフはない。背景音も消されていて、繰り返し流される音楽が美しい。

もう新藤監督も99歳になったが、これはまだ若き頃。

力が入っている。

二人の子供たちが、元気で、これが物語を面白くしている。

釣り上げた大きな魚を、街へ売りに行き、家族で外食する姿が微笑ましい。

古き良き時代の映画だ。

 

 

 

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映画「マイバックページ」、昭和40年代青春を真剣に生きた二人の青年がいた。

2011-06-06 18:07:09 | 日本映画

この映画は、実際にあった朝霞自衛官殺害事件をベースにした映画だ。

この映画の主人公は新聞記者。新米記者は、どや街潜入取材で認められ、

念願の週刊誌に配属となる。

そして、出会った、新左翼を標榜し、目立とうとする青年。

二人は、閉塞した時代を変えようと共感する。

今から思えば、そんな時代もあったのだ。

学生たちが、騒いだ時代が。

この映画は、当時朝日新聞記者だった、川本氏の原作によろ。

自らの体験を小説にしたものだ。

それゆえか、記者の成長物語でもある。青かった自分が後で懐かしく思われる。

でも、それが青春というものだ。

妻夫木がまたも、好演して答えてくれる。

左翼の青年には、松山ケンイチが、太ってすごさを出す。

二人が、ギターを持って歌いだすシーンが印象的だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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映画「神々と男たち」、アルジェリア、修道士の苦悩の物語!

2011-06-03 20:34:09 | フランス映画

2010年カンヌ映画祭グランプリのフランス映画。

アルジェリアの山村、フランス人修道士が修道院で生活している。

村人はイスラム教だが、病人を診たり、村の人々と交流を重ねている。

前半は、淡々と修道士たちの日々を、讃美歌の歌とともに描いている。

ただ、ここ、アルジェリアはテロ組織があり、

政府軍と戦闘状態だ。

近くで、テロ組織による殺害事件がある。

そして、テロ組織が薬を求めてきたり、修道院にも危機が迫る。

大使館は、帰国を勧め、軍隊は警備を申し出るが、

修道士たちは、協議を重ね、村人たちを置き去りにはできない。

そして悲劇が起こる。

この映画は、実際の事件をもとに描かれている。

しかし、事件そのものは謎が多く、解明されていない。

この映画は、修道士たちの清らかな生きざまを丁寧に描いていき、

ラスト、「白鳥の湖」の音楽が流れ、涙を誘う。感動物語だ。

それは生きるということを問いかけている。

 

 

 

 

 

 

 

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