粘土で作った人形をこまで動かすアニメをクレイアニメというらしい。
でこの映画、オーストラリアに住む8歳の女の子が、文通を考え、選んだのがニューヨークに住む44歳の男。
二人はそれぞれ、容姿に不満があったり、メタボでえ自閉症だったりで、決して、ハッピーな存在ではない。
だから、このアニメは、ファンタジーのようなロマンチックさはなく、むしろ、暗ーい映画なのだ。
でも作家は、一生懸命,面白くしようと、二人の手紙の内容は、実に豊かなのだ。
手紙のセリフを読むと同時にアニメでその様子を描写するから、なかなか目が離せない。
大体がその家族構成が異常だし、隣人も変わり者だ。
さらには、動物たちも一風変わっている。
それがすべて物語とかかわるから、忙しい。
さて、二人には、結婚とか、宝くじとか、それぞれに、異変が起こり
さらには傷つけあって、物語は進展する。
監督自らの体験も織り交ぜているというが、文通だけでこれだけコミュニケできるとは驚きだ。
結局、人間というものの本質を見せてくれて、ほろ苦い物語だ。
物語に同調できれば、涙ものだ。