ひろの映画見たまま

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映画「トロッコ」、台湾で撮影された芥川龍之介の映画化!

2011-06-09 19:58:41 | 日本映画

ちょっと注意していないと見逃してしまう佳作。

芥川龍之介の短編小説「トロッコ」をベースに台湾花蓮で撮影された。

台湾人の夫がなくなり、遺骨を持って彼の故郷へ帰った妻と、8歳と6歳の子供。

夫の父は日本語を話すが、村の若者たちは、日本語を話さない。

要は異文化の世界だ。妻は少し中国語を話す。

特に子供たちは、最初村の子となじめない。

お寺など、日本では見られない風景がある。

そして、トロッコ。

昔、日本軍が木を運ぶために作ったという。でも、いまも、森林を守っている人がいる。

一方、長男を日本へとられた父。彼は元日本兵だった。

だが、もうお年だ。老後の生活がある。

弟はいるが台北暮らしだ。

母親は、入院している。

そんな家族物語と、

少年たちの、トロッコへの興味。

終盤、芥川のイメージで、子供たちのトロッコ遊び。

楽しみもあるが、苦しみもある。

子供たちが、心細くなるのが、こちらにも伝わってきて、感動の終盤。

新人監督の作品だけに、未消化の部分もあるが、結構惹かれる映画だ。

 

 

 

 

コメント (3)
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