この映画は、実際にあった朝霞自衛官殺害事件をベースにした映画だ。
この映画の主人公は新聞記者。新米記者は、どや街潜入取材で認められ、
念願の週刊誌に配属となる。
そして、出会った、新左翼を標榜し、目立とうとする青年。
二人は、閉塞した時代を変えようと共感する。
今から思えば、そんな時代もあったのだ。
学生たちが、騒いだ時代が。
この映画は、当時朝日新聞記者だった、川本氏の原作によろ。
自らの体験を小説にしたものだ。
それゆえか、記者の成長物語でもある。青かった自分が後で懐かしく思われる。
でも、それが青春というものだ。
妻夫木がまたも、好演して答えてくれる。
左翼の青年には、松山ケンイチが、太ってすごさを出す。
二人が、ギターを持って歌いだすシーンが印象的だ。