ひろの映画見たまま

映画にワクワク

「カイロタイム 異邦人」、カイロで過ごす大人の恋物語です。

2014-05-05 16:51:23 | 映画
おススメ度 ☆☆☆
  カイロ好き、熟年恋好き ☆☆☆☆

監督は、アラブ系カナダ人ルバ・ナッダ。

主演は、パトリシア・デイビス・クラークソン、熟年のなかなかの美人。とくに、恋心が芽生え始めてからはとっても美しい。

女性誌の編集者ジュリエット(クラークソン)は、国連職員の夫とエジプト旅行を楽しもうとカイロにやってくる。だが、夫はガザにいて、忙しくてなかなか来れない。迎えに来たのは元夫の警護担当のタレク(アレクサンダー・シディグ)。

最初は、一人で街を散歩したりするが、女性一人では不安。アメリカ人とみては寄ってくる男たち。

夫を尋ねてガザへ行こうとするが、途中で尋問に会い追い返されてしまう。

そんな時にやさしくしてくれるのは、タレク。街で喫茶店を経営しているが、独身で時間が自由だ。

寂しく過ごすジュリエットを見かねて、観光案内をかってでたタレクだが、カイロというとても美しい街を背景にすると、なぜか恋愛感情さえ抱いてしまう。やはりピラミッドは美しい。

ジュリエットは、結構お年だが、上品で、おしとやか。でもちょっと冒険心もあったりしていろんな体験をする。

まあ、言ってみれば、カイロ観光映画だが、それなりに、エピソードをちりばめて、結構楽しませてくれる。

ただ、夫ある身ゆえ、一線を超えることはない。

その微妙なバランスが実にうまく表現されていて、美しい風景と相まって、旅の楽しさを堪能させてくれる。

エジプトを旅した人、旅したいと思っている人。

熟年で、ちょっとアバンチュールを楽しみたい方。

には、おすすめの映画だ。
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「Lip stick リップスティック」、横山美雪のレイプものです

2014-05-04 16:36:40 | 日本映画
おススメ度 ☆
 横山美雪好き ☆☆

横山美雪ちゃん、AVに劣らずVシネでも頑張っています。

今回もレイプものですが、売れっ子のグラビアアイドルの設定なので、美雪ちゃんの写真撮影で、結構アイドルっぽい映像が続く。

だが、盗撮やストーカーで、悩まされる。妹がマネージャで、写真撮影時に襲われたところを警察に助けられる。

だが、この警官が曲者で、警護を名目に彼女たちに近づき、覆面をしてレイプします。

口紅魔なところが、題名の由来ですが、美雪は、体中につけられた口紅の跡に身震いします。

相手が警察なので、警察はあてにならず、結局自身で復讐を誓います。

宣伝の写真は、いかにも、必死な逆襲に見えますが、案外あっさりした復讐です。

いずれにせよ、横山美雪の美貌に頼った映画で、お決まりのシーンのサービスもあり、ファンにはうれしいでしょうが、映画自体は出来のいいものではありません。

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NHK朝ドラ「花子とアン」、吉高由里子と仲間由紀恵の競演です。

2014-05-04 09:58:10 | テレビ
今回の朝ドラは、村岡花子を題材にしたドラマで、

現在は、女学校シーンが展開。

もうベテランに近い、吉高由里子が花子を演じ、

同級生の蓮子との友情物語が展開されます。

今回は、吉高、仲間というベテラン若手俳優の競演と言う事で、

少し程度の高い雰囲気のドラマが展開されています。

女学生の話なので、私めにしては、ちょっと縁遠い感がしますが、まあ、しらない雰囲気ものぞいてみましょう。
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「アメイジングスパイダーマン2」、ニューヨークの高層ビル街を縦横無尽に飛びまくります

2014-05-03 17:36:21 | アメリカ映画
おススメ度 ☆☆☆
 アメコミ好き ☆☆☆☆

キャプテンアメリカに続いてのアメコミ映画の登場だ。

スパイダーマンは、名の通りクモ男だから、クモの糸を使っての大ブランコ。

冒頭から、カーアクションで、息も切らせぬ圧巻で、まず心を持っていかれる。

クモ男の別の姿は、普通の男、当然恋愛もする。

ただ、親から恋愛を禁じられているので悩む。

この恋愛が、後で効いてくる。恋する若者の〇〇が待っているからだ。ここは泣ける。

予告編では、いろいろ悪党が出てくるが、今回の悪党のメインは電気男で、その強力なパワーは、ニューヨーク全市を停電におとしめる。

この電気男がやはりすごい、電気男とクモ男の対決。

142分の長尺で、長いと感じるか短いと感じるかはお楽しみ。

クモ男のアンドリューガーフィールドは、板についてきたし、恋人役のエマストーンは、うってつけ、さらに、敵の息子ディンデハーンはいかす。

電気男には、なんとジェイミーフォックスで、意外。

まあ、活劇シーンは3D版で面白いが、物語自体は平板。
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「ある過去の行方」、離婚と結婚、それぞれの思いが子供たちをむしばむ

2014-05-02 19:10:13 | 映画
おススメ度 ☆☆☆
  離婚、結婚、愛、それらを語りたい人 ☆☆☆☆

前作『別離』で第84回アカデミー賞外国語映画賞、ベルリン国際映画祭金熊賞を受賞したアスガー・ファルハディ監督作品。今作は、ベレニスベジョがカンヌ映画祭で主演女優賞を得ている。

今回も、離婚、結婚、愛。それに翻弄される子供達の姿を鮮烈に描き出す。

舞台はパリ。空港から降りてきたイラン人の夫を迎える妻。窓越しに捕らえる姿から、見えない壁に阻まれる二人を暗示している。

丁寧に練られた脚本ゆえに、一言一言の重みがあって、聞き逃しているうちに、全体が見えなくなる恐れが。(覚悟して見たほうがいい)

タクシーの中での夫婦の会話で、2人が離婚調停中で、4年ぶりに会い、イランから来た夫は妻の家へと向かう。(夫婦はそこで住んでいた)

着いた先で迎えてくれる娘二人と、娘の友達と思しき男の子。(ただ娘は妻の最初の男の子供)

しかし、徐々に、長女と男の子は、妻マリー=アンヌとしっくりいっていない様子が見て取れる。

もともと、妻は、かなり自立心旺盛で、まくしたてる自己中の弁舌には圧倒されるが、嫌味が鼻につく。

だが、物語は、そこから発展、妻には結婚前提の男がおり、家にいた男の子は、その男の子供。男には、妻がいるが、自殺未遂で意識不明状態。

長女は、母の結婚に反対、絶縁に近い。

そんな、どろどろの人間関係が、さらに重層構造となって、事件へとつながる。

その過去の事件は、どう発展するのか、ミステリアスな展開に。

そして意味深なラスト。

この複雑な人間関係をぐりぐりと描いて、迫真へとせまる演出と演技のうまさ。

子供たちさえ重要な役どころを巧みに演じるので、目が離せない。

それにしても、大人たちの身勝手な行動がどれだけ子供たちを苦しめているのか?

「別離」とはまた違った視点で、人間の恐ろしさを描いている。
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「コレクター」、娼婦ばかりを狙った異常性格者の犯罪

2014-05-01 19:14:00 | アメリカ映画
おススメ度 ☆☆
  犯罪映画好き ☆☆☆

実在の猟奇殺人鬼ゲイリー・ハイドニック事件に基づいた映画、ただし、あくまでフィクション。

凍てつく真冬のNY州北部の大都市バッファロー。

娼婦が誘拐され行方不明になる事件が連続して発生。3年が経過し、捜査打ち切りの時期が来ていた。

そんななか、オカマの娼婦殺人事件が起こる。映画は、これを、まともに描いているので冒頭から犯人は顔バレ。

そして執拗に事件を追う刑事の姿が、仕事熱心な彼にちょっと不満な妻。17歳の娘は最近ボーイフレンドができ、母親の制止を振り切って会いに行く。

そして、誘拐犯に捕まってしまう。

誘拐犯は、娼婦たちを、家族のようにして、子供をはらませていた。独特の世界観に基づく監禁劇。井戸につけて水死させようとしたり、妊娠させるよう逆さ吊りしたりとやばい行動。

刑事は、相棒の女性刑事とタッグを組んで、着々と犯人に近づいていく。

このように、犯人側と、刑事側とを交互に描き、その接点として娘の存在が。

娘を獲られた父親刑事の奮闘劇で終わればいいのだが、ラストには意外な展開が。

ジョン・キューザックが刑事を熱演。一応ハラハラの展開だ。

コレクターにつきものの、グロさとサディズムは、この映画では控えめな展開で、その点は安心して見られる。
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