日限山4丁目日記

横浜市港南区日限山4丁目は美しい町です。美しい庭・家は町を美しくし、人々を幸福にします。まちびと

お金の使い方が下手すぎ

2013年03月17日 | 日記
日限山4丁目は40年前京急が分譲した大規模宅地造成地であり、道路は広く整然としており、宅地は200㎡ぐらいとそろっており、西側に神奈川県100選に入る広大で美しい舞岡公園が隣接していることもあって現在は住みやすい、防災上安全で美しい町です。

難点は最寄の駅から遠く、東京に通勤する人などは不便です。
町の住環境がよくなかったらここに住みたいと思う人は少ないと思います。
通勤に長い時間をかけて、庭なし狭小住宅に住んでいるようでは空しい感じがします。

現在住民の高齢化が進み、亡くなるとか、ほかの町に住む子供の家あるいはその近くに引っ越すとか、ほかの町の老人施設に入るなどいろいろな理由で売りに出る宅地が増えています。
宅地価格は下がる傾向にあり、200㎡ぐらいで4000万円に近づいています。
消費税率があがるかもしれないということで駆け込みで買い急ぐ人もいるようですが、東京に通勤する人などは駅に近い集合住宅を好みますので長期的には4丁目の宅地価格は下がり続けるかもしれません。
政府の金融緩和政策で不動産バブルが起こるのではないかという予測がありますが、現時点ではバブルが起こる動きはないようです。
事務所も住宅も空室、空き家が多いためバブルが起こりにくいのでしょう。

宅地を売る人は自分や子孫のことを考えて1円でも高く売りたいと思うものですが、自分が200㎡ぐらいの宅地を楽しんできたこと、近所の人々は町の住環境保全を大切して生活していることを考えて、不動産仲介業者や建売業者が宅地細分化を勧めてもぐっと金銭欲を押さえて町の住環境保全に協力し、1面で買い使う人に売ってほしいと思います。

不動産仲介業者も建売業者も、美しい町づくりに貢献しているという自負をもって不動産業をやってほしいものです。
この町の住環境悪化の原因は何かと聞かれたとき、悪かったのはあの不動産仲介業者、この建売業者と後ろ指をさされるようでは会社に未来はありません。

自分の宅地をどう処分しようと自分の勝手と考える人、若い人が増えるためには宅地細分化が必要と考える人がいますが、町の住環境保全が町で幸福に生活するために重要であることを理解してほしいと思います。
若い人は庭なし狭小住宅に住めばいいという考えが誤りであることはこのブログで何度も指摘しました。
若い人だって、損をしないこと、普通の住宅に住むこと、よき町の住環境で生活することが大事です。

今から60年前、私は地方の貧乏な家庭で育ちました。
町の中の100㎡ぐらいの宅地に建った総二階の家に住んでいました。
子供でしたが、狭苦しい、せめて50坪(165㎡)の宅地に住みたいと夢見ていました。

2013年、経済世界第3位の日本で庭なし狭小住宅が増えているなんて信じがたい光景です。
前の土地所有者や東急リバブルやホーク・ワンが横浜のモデル地区とも言うべき日限山4丁目で宅地細分化問題を起こすとは社会性がなさすぎです。
国も横浜市も建売業者も不動産仲介業者も土地所有者も、住宅や町に関する価値観が貧困すぎます。
みんな金持ちになったと思いますが、お金の使い方が下手すぎます。

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