「アケボノソウって聞いたことねえから調べてみたらセンブリに似とるんだね」
とはマサチャンママ。
春の山野草はなじみが深いが案外に秋のそれは知らない種類が多い。
全く何も知らなかった私が山野草に惹かれていったのは、ハイキング仲間に入れてもらったおかげ。
5年間の父との佐渡生活、月1回のハイキングが本当に楽しみだったのよ。
実にゆるゆるした歩きだったから、根性なしの私もついていけて。
仲間の中にはそれぞれの分野に造詣の深い方がいらして。
そんな方から教えていただいたのが*アケボノソウ
会に入って間もないころだと思う、杉池のほとりを歩いていたら、いやあお目にかかるわお目にかかるわ。好み。
忘れられません、場所もしっかり覚えていて。
そして、それ以後めったに会わなくなったわけ。
迷ったりおいたりする遅刻友の運転考えると、気軽に杉池に行こうって誘えないのよ。
そういうことだから、チャリンコで行かれる町外れの薄暗い崖に*アケボノソウを見つけたときの喜びは大きかった。
ところがそこのアケボノソウは気まぐれで、毎年顔を見せるわけではない。
今年はお隠れになっていてがっかりしていたの。諦めていた。
が、昨日のブログに書いたようなわけで杉池の*アケボノソウ訪問となった次第で。
どうやら*アケボノソウは湿ったところが大好きなようで
小さな花に似ず、草丈は50センチ以上と高い
もうちょっと後だと満開に開いていたね と三人して
お腹いっぱい見たからさして残念がらず
「あんたの好きそうな花だね」
とマサチャンママはひと言言い放った、はい。