地味な目立たない花好きの私だってバラを育てたかった。
やっぱり圧倒的な存在感を放って魅力的なんですもの。
でもでも、私は自分の性格をよく分かっている。
ずぼら、めんどくさがり、大雑把、その手の類の単語がわんさか出てくる。
そうなの、だからバラには手を出そうとしなかったの。長年、熟慮の末、賢い自分。
ところが、今年の春、園芸店のバーゲンセールに行ったところこの方がいらしたじゃないの。
半値だから「私を家へ連れてって」って訴えているじゃないの。
名前だけは、おじゃましているブロガーさんの記事で覚えていた、記憶に残っていた。
カタカナ名が多い中で和名よ、素敵な名前。
『薫乃』
いいねいいね、連れっててやろうじゃないの、思いがけない衝動が湧いて。
店員さんつかまえてあれこれ聞く。
「いくら丈夫でもバラですから、それはお手入れがいります」ですって。
防虫剤は2種類を交互に噴霧するようにとのアドバイスをいただいて。
鉢に植え、それはそれは蝶よ花よの可愛がりよう甘やかしよう。
蕾があがってきたときは狂喜してブログにあげたわ。
そのとき、ブロガーhanakoさまから、
新苗の蕾は今後の成長のために摘んだ方がいいのではないか
とのアドバイスいただいたの。その通りだと泣く泣く蕾を摘みました。
hanakoさま、私はちゃんと実行したのです、ほんとです。
ところが、またまた『薫乃』さんが抵抗して、
「ね、私のこと見てちょうだい愛でてちょうだい」と訴えてきたじゃないの。
そこまで言うなら仕方ない、hanakoさまには申し訳ないと思いつつ成長アルバム作り。
4つも蕾があがっているのよ
うっとりため息
もう感激 連れ帰って正解
次に開いた花は新潟に行っている1日の間にこう
3番目の花 昨日の雨の中で記念撮影
横うつむき加減もおさめた
さすがに、こんなに咲かせちゃあ木も弱るだろうと切り取って。
これで、お盆の1週間佐渡に帰っていて万が一枯れるようなことがあっても、ままままと思えるな。
いやあそれにしても『薫乃』さん上品、美しい清楚、そこはかとない色気までもあって。
ああやっぱり枯らしちゃいけない、
『薫乃』さんが夏越しできるようお手入れがんばる、またお姿拝見しなくちゃね。