昨夕 6時48分
舞岡公園に行ったとき、リョウブの花が開きはじめ。
もみじ休憩所から白い穂がよく見える。なんとなく懐かしい木の1本。
もう何年前になるだろうか、15年はたっていると思う。
高校時代の友人3人と越後湯沢に遊びに行ったとき、宿泊したホテルのイベントの山菜取りに参加した。
そのときガイドしてくれた方がリョウブの木のことを教えてくれて。
たいていいい加減に聞いている私だけれど、そのとき、
戦後の食糧難のとき、このリョウブを食べた。おいしいものでもなくお腹いっぱいになるわけでもないけど、
腹の足しにはなった。だからリョウブの木は切ってはいけないと言われている。
みたいな話がずいぶん印象的で、それ以来私の中ではリョウブは特別な木になっている。
ちなみに調べてみると
・リョウブという名は、飢饉に備えて貯蔵と採取を「令法(りょうぼう)」によって命じたという歴史に由来する。
別名の「ハタツモリ(旗積り、畑積り)」もこれに関連し、事前に収穫量を見積もって畑に植えたことに由来する。
・食用となるのは芽吹いてすぐの若菜。
アクがなく、生のまま食べることもできるが、一般的にはお湯を通し、乾燥させたものを御飯や団子に混ぜて食べたり、
天婦羅にして食べる。
とのこと。
舞岡公園のリョウブ
この写真は20日、今頃はもっと花が開いて房になって、蜂たちが蜜を求めてぶんぶん飛び回っていることだろう。
それにしても、私、花が開いていなければリョウブの木とは分からない、内緒内緒。