風は北風に代わって寒いけれど、今朝も極上の空。
春の気配が濃厚になり暖かくなってくるのはいいのだが、どうにもかったるい。
冬は冬鬱と叫び、春は憂鬱だと訴え、何だってんだとわが身を叱咤する毎日。
「春愁」とでもいうの?そこはかとない、春の憂いや物思いのことですって。
明るく浮き立つ気分になる春だが(だからこそ)、ふっと謂れなき愁意を覚えることがある。
はっきりとした憂鬱ではなく、あてどない物思いという感じだ。何でしょうかね、この哀感
とは。ネット検索したらぴったり言い当てられて思わず「うんそういうことよ」と頷くの。
春愁や 冷えたる足を 打ち重ね 高浜虚子
そんな春愁なんてほざいてないで蹴っ飛ばせと、ようやく晴れた金曜日、地下鉄散歩は関内
周辺。いつも通りに横浜公園内にある「彼我庭園」に寄って梅はまだかいな、と。
陽気に誘われて広場は思い思いに集う人々
庭園内だって思い思いの人々
池の端の方に紅梅が1本 ちょうど見ごろ
ハマスタバックに 彼我庭園にはハマスタがよく似合う
私もコンビニで買って来たコーヒー飲んでぼんやりしたわ、 めずらしく。
「春愁」
たった1本、というのがいいわね。
どうよ、あなたも籠ってないで外に出てみたら?
って、徘徊していたら要らぬお世話だね。
冷たい北風の中で明るい紅梅、
ほっこり暖かく、春が来る、春が来る~~♪
って気分になるね