昨夜雨が降ったようだ。地面が濡れている。
寝る前、空を見たら西の方に半月がひっくり返って浮かんでいた。
ややオレンジがかっていて、満月とは違った趣きでしばし見とれる。
さてと、上野から東京へと戻って、丸の内にある静嘉堂文庫美術館へ。
ここも行きたかったのよ、移転してから始めての訪問、ってその前の場所世田谷にも
行っていないのにねえ。
美術館が入っている明治生命館の建物は丸の内散策の折に何度も目にし、重厚な建物に
ただただすごいなあと驚嘆していたわけ。それが中に入れるんでしょ、美術館でしょ、
期待も膨らもうというもの。これまでも何回かの展覧会で行こうとは思ったけれど、
今ひとつ背中を押すものがなかったの。
それがこのたび、上野まで行くんだからついでにとお得意のフレーズが出て訪問。
『岩﨑家のお雛さま』
文字通り、三菱第四代社長・岩﨑小彌太(1879~1945)が孝子夫人(1888~1975)のために
京都の人形司・丸平大木人形店(丸平)で誂えた「岩﨑家雛人形」の展示。
小ぶりで気品があってそれでいて可愛らしい。
ああ、私にもこのような人形をプレゼントしてくれる夫がいたらなあ、と思ったかどうかは
内緒。
当日券で館内へ。展示室が少なくほどよく小さな美術館、これくらいでちょうどいい広さ。
愛らしいぬくもりを感じるお雛様に癒されて。
お目当ての御所人形はまた。
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